普通の子の中学受験、苦手科目は克服できない!?
うちの子は、入塾したときから、壊滅的に社会が苦手でした・・・。
それは、おそらく受験当日まで・・・汗。
だから、子どものキメ文句は「みんなは4教科で戦っているけど、
オレは3教科で戦っている」と。
はっ? 「ちゃんと4教科で戦ってください」と思いましたが、
言いませんでした。受験だと、苦手科目を克服しようと必死になりますが、
あるときからそれをあきらめました。苦手ということは、その教科を
理解できていないか、まったく興味ないかのどちらかです。
社会という覚えることが中心の科目の場合、興味がないというのが、
子どもの本音でしょう。だったら、興味をもてる教科に
エネルギーを注ごうと考えました。
うちの子の場合、なぜか国語はできた(最終的にY60越え)ので、
まずは算数の成績アップを考えました。小学6年春の時点でY40台
だったので、個別塾をプラスし、徹底的にどこがわかってないのか
洗い出しをしてもらい、第一志望のMARCH付属に必要な範囲だけの算数の
テキスト(四谷大塚の4科まとめ)を何周も何周も指導していただきました。
すると、ある時、子どもが「なんか算数の基礎が仕上がったのがわかった!
なんか算数が楽しい!」と言いました。つまり、算数については、
興味がないのではなく、理解ができていなかったのです。
結果、算数は最終的にY60近くに。すると、算数的な要素もある理科も
次第に伸びてきました。最終的に理科はY55前後。なんとか、
国語、算数、理科は、戦えるレベルまで成績を上げることができました。
けれど、問題の社会はというと・・・Y30~40で低迷。
これには、塾の先生も頭を抱えていました。
塾でも「社会だけが残念な子として有名だった」、そうです・・・汗
集団の塾でも、何度も無料にて補習授業をしてくださり、
個別塾でも、算数1コマのなかに社会のミニテストを用意してくださり、
皆さんでせっせっと背を押していただきました。
親の私としては、苦手科目を5点上げるより、得意科目を
10点上げることを目標にやってきたのですが、
周囲の先生方の熱意を子どもが感じとったのか、受験1週間前に
急に、「社会のまとめノートを作る!」と言い出しました。
正直、「えっ? それは、もっと前からやるべきことでは」?と思ったのですが、
そんなことは口に出さずただ見守りました。
すると、子どもがある時、「もっと早くまとめノートを作っていたら
良かった」とポツリと言いました。ノートづくりは、今回の受験には
間に合わないかもしれません。けれど、自分でノートをまとめる大切さに
気づいてくれ、これは中学に入ってからも活かせると、私はひそかに
うれしく思っていました。
子どもは、受験当日も自分でまとめた社会のノートを持って、
ギリギリまで見返していました。その結果、社会が出来た!
という夢のような展開にはならなかったようですが・・・(笑)
それでも3教科の足を引っ張らない程度には、踏み留まった
のかもしれません。
今、第一志望だったMARCH付属のオンライン授業を受けながら、
自分なりに工夫してノートをとろうとする子ども。
中学受験は結果を出すことが大事ではありますが、それだけでなく
勉強の仕方を身につけることも、今後の人生の大きな財産になるんですね。
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