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普通の子の中学受験、働くママでも乗り越えられる!

中学受験を始める時、自分の仕事をどうしようかと悩むお母さん方も多いと思います。私もそうでした。自営で、秋から年末に向けて猛烈に忙しくなる業界のため、中学受験を乗りきれるのか不安でした。

ではさっそく、お母さんの仕事の有無とお子さんの受験結果をみていきましょう。

 A子ちゃん:第一志望✕ 第二志望〇 お母さん:在宅勤務

 B子ちゃん:第一志望✕ 第二志望〇 お母さん:専業主婦

 C子ちゃん:第一志望〇 お母さん:医療従事者

 A郎くん:第一志望〇 お母さん:国家公務員

 B郎くん:第一~第三志望✕ 第四志望〇 お母さん:自営の手伝い

 C郎くん:第一~第三志望✕ 第四志望〇 お母さん:大手正社員

こうしてみていくと、医療従事者や国家公務員といったどちらかというと激務のお母さんのお子さんが第一志望〇だったり、在宅や専業主婦と比較的時間が調整しやすいご家庭でも第一志望✕だったり、それほど因果関係がないように思います。身も蓋もない話ですが、やはり中学受験はお子さんの優秀さが一番の鍵で、親はあくまでフォローする側ということです。

うちの場合は、昨年も秋から年末にかけて、私が出張ばかり行っていたので、夫婦ともに都合がつかない時は子どもは学校から塾まで一人で通う日もありました。お弁当が作れず、コンビニで買っていくこともありました。それでも、出来る限り行ける時には塾の送り向かいをし、お弁当も作っていました。今思い返しても、我ながらあれだけ仕事しながらよく乗り越えられたなと思います。人間、追い込まれればそれなりに対応できるということですね。

なので、今お仕事をしながら中学受験のお子さんを抱え、たいへんな思いをしているお母さん方もいっぱいいると思いますが、それがお子さんの合否にはあまり関係ありませんので「大丈夫!」とお伝えしたいです。親が自分の人生と真剣に向き合いながら、いきいきと仕事をしている姿は、決して中学受験のマイナスにはなりません。(と、信じたいです・・・汗)

ただ、東京でいえば2月1日~5日ぐらいまでの受験期だけは、お子さんの中学受験をメインに考えてあげてください。私は、これまで子どものことを理由に仕事を断ったことはなかったのですが、「中学受験のこの時期だけは完全にお休みをいただきます!」と宣言し、仕事量をぐっと減らし、会議なども欠席できるようお願いしました。

普段は家庭優先の雰囲気のない私がこんな宣言をしたので、周囲もビックリ。この宣言に好意的なお客様もいれば、子どもの受験ぐらいでというお客様もいましたが、子どもが数年かけて頑張ってきた結果をだす大事な1週間だけは、「完全に子どものためだけに生きよう」と決め、実行しました。誰に何と言われようと「子どもが望む学校に合格をいただけるよう、このプロジェクトを成功させるのだ! 2月に子どもの笑顔を見るのだ!」と、仕事以上に燃えていました(笑)

というのも、最近の中学受験というのは「短期決戦」になっているからです。2月1日~5日までの間、いえ3日までの間に、ほとんど勝負は決まってしまいます。2月1日に〇をとれなかった場合、受ける学校はチャレンジから安全校へシフトしたりと、親のきめ細かい采配が求められます。私は、そんな時に仕事はできないと判断したので、お客様はもちろん、親、親戚にも2月1日~5日は電話、メールなどには一切出られないことを伝えていました。進学先が決定次第、こちらから連絡するので待ってほしいと。その結果、2月3日に第一志望March付属2回目で合格をいただき、関係各所に報告するとたいへん喜んでくれました。お客様さえ、合格の連絡がなかなかないから緊張した~と(笑)

中学受験は家族のことだからと、周囲には何も言わずチャレンジする方も多いでしょうが、うちは成績も志望校もすべてオープンにしていました。だからこそ、周りを巻き込みたくさんの応援をいただきながら、何とか乗り越えることができたと思っています。

さて、今月も出張が多い私。March付属中に通う子どもに「会えるのはあさっての夜ね~」なんて伝えても、「ふーん」と気のない返事。あんなに親子でがんばった中学受験の日々はいずこへ・・・(涙)。今年中学受験の親御さんも、来年には、うれしいかな、悲しいかな、こんな毎日が待っているはずですので、元気に乗り越えてくださいませ(笑)。





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