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普通の子の中学受験、過去問データどり(実録)

皆さま、明けましておめでとうございます! 受験+ウイルス拡大の影響、たいへんかと思います。例のウイルス、本当にどれぐらいの脅威なのか、そろそろもっとエビデンス(自粛による効果やインフルエンザとの比較等)を元に議論してほしいなーと思う今日この頃であります。何かを決断する時はデータがものをいうな、と感じずにはいられません。

さて、今回は以前からお約束していた(と自分では勝手に思っている)、過去問データの一部(併願校のみ)を公開させていただきたいと思います。過去問はやらせているけど、データどりってどうするの? どんな風に分析するの?という疑問もあるかもしれません。少しでもその助けになればうれしく思います。

<過去問データどり・一部>

学校過去問データ一部

とにかく表にして、視覚的にも把握する

↑見づらくてすいません(汗)。データどりは、どんなファイルでもいいのですが、私の場合は、各教科の合格最低点と4科目の合計の合格最低点(あれば合格平均点)を明記し、子どもが何点かを書きました。各教科で合格最低点より低いものは赤字にし、4科合計で最低点より上なら↑を入れているところもあります。赤字にすることで、どの教科がどれだけ足りないのか、親子で視覚的にもわかるようにしていました。ただし、ほとんどの中学で各教科の足切りはないので、あくまで合計点で合格最低点をクリアしていれば、問題ないわけです。うちの場合は、社会がとれなかったので、じゃそれを得意の国語、伸びてきた算数で補うかと、表を見ながら考えていました。そういう場合にも表にしておくメリットは大きいです。

初回で合格最低点+何点とれるかが重要

初回で4科合計の合格最低点より、10~20点ほど高ければ、かなり有望。相性のいい学校と言えます。直前まで頑張れば、30~50点ほど上がる可能性が高いです。A校の特選1回目の過去問で合格最低点より+2点だった学校は受けませんでした。C校も相性悪いと判断。D校は初見から合格最低点より+50点とれていたので、「合格の可能性は十分ある」と判断し、2月2日に受験し、無事に合格しています。子ども自身も、試験内容が面白かったとかなりの相性の良さを感じていたようです。B校は、合格最低点の合計より+18点でしたが、これは塾ですでにやっていた過去問だったらしく、2度目なので辛めに評価。日程的にもきついと判断し、受験しませんでした。

毎回、4科目解かなくても大丈夫!

上記は過去問のデータどりの一部ですが、見直してみると、全部で11校の過去問データをとりました。B学校を見ていただけるとわかると思いますが、理科と算数しかやっていない回もあります。これは、1回目でたぶん無理だろうと判断したのですが、念のため2科目のみやって判断した結果かと(たぶん・・・)。社会ほど苦手でない理科で点がとれなかったので、厳しいと判断したのだと思います。

過去問データどりで、受けなくていい学校がわかる

ここには、載せていませんが、日東駒専の付属中で、初回で合格最低点+80点近くを出した学校は、失礼ながら受ける必要なしと、併願校からはずしました。ほとんどの学校が、1回分または2回分やって受けるかどうかを判断し、第二志望は過去3回分の問題を解いていました。March付属中の第一志望校については、11回分の過去問をとき、そのうち1回分は初回で解いた後、入試直前にもう1回解いて、伸び率をみました。結果、4教科合計で221点が、直前には247点まで伸びていました。もちろん、2回目なので伸びる傾向はありますが、それでも子どものがんばりがみえ、そのデータを見せながら子どもにも「こんなに伸びているよ!大丈夫! はい、合格!!(笑)」と伝えていました。

第一志望にみんなが受かるわけではない中学受験だからこそ、第二志望以下の学校選びがたいへん重要になってきます。しかも、第二志望以下というのは合格が必須です。だから、データどりが重要。「たぶん大丈夫」ではなく、「+何点とれているから大丈夫」という、子どもへの正確な回答ができることが求められます。

親御さんには過去問データどりと合わせて、さらに学校ごとの倍率のチェックも大事な仕事になってきます。急に人気が上がった学校は、倍率も上がり、合格最低点もアップすることが予測されるので、去年までのデータが意味をなさないことも。ある程度、親御さんもどういう展開になるかを考えて、それでも「勝てるのか」を分析し、勝負する学校を選んでいく必要があるかと思います。

最高合格率40%でも、勝てた!

データをうまく活用できれば、かなり勝率は高まります。何度も恐縮ですが、うちは2月の試験は結果的に全勝しました。(第一志望は2回目で何とか合格)。あくまで個人的な考えですが、第二志望以下は合格最低点+50点あれば、合格はほぼ確定だと思われます。たとえ偏差値が足りなくても大丈夫。うちは、恥ずかしながら最後までY50前後(2~4ほど偏差値は足りない状態・・・)、最高合格率は40%しかありませんでした。それでも、過去問との相性が良かった(合格最低点+40点)ので、「勝てる!」と信じて走りきりました。

2021年、皆さんが笑顔になれますように。心より応援しております!!

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