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普通の子の中学受験、熱量低めの家族は緩衝材として

皆さん、お疲れさまです! 2月の中学受験目前ということで、お子さんは最後の追い込みですね。この時期は、社会の時事ネタ、理科・国語の覚える単元あたりにシフトして、地道な点数アップを目指したいところです。

さて、中学受験では、お母さんまたはお父さん、ご夫婦のどちらかが子どもの伴走者として活躍されていることと思います。我が家の場合は、完全に私が子どもと手を取り合い、2人で必死に走っていました。親子で真剣になればなるほど、ふと横を見ると、テレビを見てゲラゲラ笑っていたり、お酒を飲んで楽しそうにしている夫がいて、イラッとすることもありました(笑)。だって、私や子どもと、熱量がまったく違ったので! うちの夫も子どもの塾に迎えに行ってくれるぐらいのサポートはしてくれましたが、子どもが今どんな状態か、どれぐらいの成績か等は、ちゃんと把握していなかった(興味がなかった)と思います。うちの場合は、家族の受験というよりも、母と子の受験でした。

けれど、2月の受験のさなか、この熱量の低い夫がちょっと言い方は悪いですが「緩衝材」として活躍してくれました。2月1日に子どもが第一志望のMarch付属中1回目に落ちた時、泣いている子どもに「俺、付属出身って社会に出てから活躍できない気がする」「進学校の方がいいじゃん」とのん気な言葉を発し、緊張が解け、その場がぐっと和んだことがあります。何も事情を知らないからこそ発した言葉、おだやかでいつもと変わらない雰囲気が、幾度となく私と子どもを救ってくれました。

同じように熱量をもって中学受験をサポートしてくれる家族というのは心強い存在だと思いますが、まったく熱量を感じない家族もまた、それはそれで「緩衝材」としての役目を発揮してくれます。

うちの子どもが、2月3日第一志望のMarch付属の2回目で、なんとか合格をいただけた時は、子ども=雄たけび&涙、私(母)=号泣、夫=軽めの笑顔でした。今思い返しても、ヘラヘラぎみの軽めの笑顔で、最後までマイペースを貫いてくれました(笑)。振り返れば、こののんびりとマイペースな夫の存在があったからこそ、1回目の不合格の時も落ち込みすぎず、なんとかペースを取り戻せたと感謝しています。

今、旦那様または奥様が、それほど中学受験への熱量がないのは、ラッキーなことかもしれません。2月1日~5日の怒涛の日々のなか、あたたかく、おだやかな風となって受験期をそっと支えてくれるはずです。

子どもの学校も、完全オンライン授業で、先生方は中学受験に備えてお忙しそうです。子どもも、後輩が入ってきてくれるのを楽しみにしているようです。その前に、オンライン授業期間の膨大な宿題に追われていますが(汗)。

サクラサク2月は、もうすぐそこです。

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