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英語の単語や文法がいつまでも使えない理由

Ryoです!

皆さん、お久しぶりです。
ここ2ヶ月、大学院の課題に専念しておりました。

記事の投稿をするまとまった時間も取れず
毎日論文を読み、課題に取り組むことで精一杯。

はい、言い訳です。

ようやく今回のコースもひと段落し、
なんとか上位の成績を収めることができました。

さて、本日この大学院での取り組みを紹介したのは
何も言い訳をすることだけが目的ではありません。

(言い訳の要素が含まれているのは確定です)

普段、単語や文法を一生懸命勉強しているのに
どうにも定着しない、覚えられない、使えない。

こういうお悩みを抱えている方に
少しでも解決の糸口をお示しできればと思ってのことです。

今回のポイントは
「記憶は思考の残滓である」
という点です。

それでは細かく解説していきます!

「暗記」以上の学習に取り組んでいますか?

単語や文法を覚える目的を確認してみましょう。

きっとそこには
「覚えたい」
以上の目的があるはずだと思います。

それなのに、普段の学習のほとんどが
「覚える」
ことがゴールになってしまっている人が
たくさんいます。

ブルームタキソノミーという
学習の分類学があります。

Armstrong, P. (2010). Bloom’s taxonomy. Vanderbilt University Center for Teaching. Retrieved June 4, 2024, from https://cft.vanderbilt.edu/guides-sub-pages/blooms-taxonomy/

学習というのは、基本的な知識技能の習得から始まり、
上の高次元な活動へと昇華していくことが
示唆されたものです。

その最も土台にあるのが
remember 「覚えること」
であるのに着目をしてください。

一般的な「単語や文法を学習する」という学習は
この最も土台となる学習に該当します。

ところが、日本人の単語や文法学習は
なかなかその上の学習へとつながっていきません。

そのため、覚えたことは「知っている」だけにとどまってしまい
「使える」ということに繋がっていきにくいと考えられます。

私の大学院での学習は、
まず知らない単語を学習した後で、
より高次元の学習へと進んでいきます。
まさに、このBloom’s Taxonomy に準じていくようにです。

そこで、今回は
「単語や文法を覚えた後に取り組む活動」を
このBloom’s Taxonomy に沿って紹介していきたいと思います。

①Understand「理解する」

「理解する」という言葉自体曖昧ですが、
ここではその定義ははっきりしています。

「ある考えや概念を説明すること」です。

理解したかどうかは、説明することができるかどうかで判断する。
説明できないことは、理解できていない、という考え方ですね。

②Apply「応用する」

学んだ知識を他の場面でも使えるかどうかを試すことです。
序破急の「破」に近い考え方です。

③Analyze「分析する」

学んだ知識を他の考え方と結びつけることです。
大人の最強の学習方法です。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

④Evaluate「評価する」

学んだ知識を使って
自分の意見や意思決定を正当化することです。

reasoning に近く、
ある考えに対してなぜそう思うのか、の根拠として
学んだ知識を活用するというイメージでしょうか。

⑤Create「創造する」

学んだ知識を使って
あるものを創造します。
例えば、学びの最後にプレゼンを作ったりするのも
この創造する、の活動に含まれたりします。

まとめ

さて、こういった活動では
学んだ知識を使ってより高次元の「思考」が展開されます。
この思考した結果に残るのが「記憶」だとされています。

これを
「記憶は思考の残滓である」
と表現したりするんですね。

さて、今回は概念的な説明でしたので、
内容として抽象度が高いものとなりました。

次回は、それぞれの思考活動で
どのような学習に取り組めばいいのか、
私なりのアイデアを出してみたいと思います。

「つまり、何をすればいいのかさっぱり分からん!」
という方は、
次回の記事が参考になるのではないかと思います。

それではまた!

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