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指示なしでできる力!中学生を誇りに思う

先日、ラジオを聞いていたところ、マッチングアプリの話題が上がっていました。私が若い頃にはそのようなアプリは存在せず、職場や知り合いを通じて出会うのが一般的でした。しかし、最近のマッチングアプリでは、見た目や年収といった外面的な要素よりも、価値観の一致を重視する傾向があるようです。結婚生活を考えるとき、「この人と一緒に暮らしていけるかどうか」は非常に重要なポイントですよね。

さらに驚いたことに、マッチングアプリの運営会社では、相手の好みや価値観に応じたアドバイスも提供しているとのこと。例えば、男性Aさんが女性Bさんとお付き合いしたいと思っている場合、「Bさんに気に入られるためには文章を短めにする」といった具体的なアドバイスがあるそうです。なるほど、その方が成功率は高くなりそうですね。

しかし、私はこうも思いました。最初はそのアドバイスを受けてうまくいったとしても、アドバイスがなくなったらどうなるのか?本当の自分(ありのままの自分)が出てきたときに、「やっぱり違う」と思われることはないのでしょうか?

もしそうならば、やはりそのままの自分で勝負したい、と思ってしまいました。自分の良いところも悪いところも含めて受け入れてくれる相手と出会いたいと感じたのです。マッチングアプリは確かに便利ですが、自分らしさを大切にすることも忘れずにいたいですね。

さて、話は変わって中学生の「特進クラス」に目を移してみましょう。彼らは自分で勉強の計画を立て取り組んでいますが、うまくいく時もあればうまくいかないこともあります。こういった試行錯誤を繰り返すことで、自分に合った勉強法を見つけていきます。

特進クラスのミーティングでは、私と1対1で話す場を設けています。生徒が勉強でうまくいかないことや悩み事に対して、こちらからすぐに答えを教えることはせず、「どうしたらいいのか」と問いを投げかけ、自分で考えるように導いています。何度かやり取りをしていくうちに、自分で答えを出せるようになっていきます。これこそが、自分の力で問題を解決するための重要なステップであり、思考力を養う方法だと確信しています。

マッチングアプリの話題から感じたことと、特進クラスの生徒たちの成長を比較してみると、自分で考え行動する力を身につけることの重要性がよくわかります。指示を受けて行動するのではなく、自ら問題を解決する力を養うことが、将来の成功につながるのです。自分らしさを大切にしながら、自立に向かって成長している生徒たちを頼もしく思います。


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