見出し画像

データの集め方②(マーケティング・リサーチとデータ分析の基本より)

データの集め方①も合わせて御覧ください!
データの集め方①では、調査条件の設定にあたりどのような項目が必要か?について学んでみました。
今回は、ではその項目をどのように集めるか?について学んでいきます。

母集団と標本調査について

さっそくたとえ話から入ります。皆さんが、リサーチャーとして”東京の40代女性が月にどのくらいカフェに行くか?”を知りたいとき実際に東京の40代女性全員にアンケートを実施するのは可能でしょうか…?考えただけで途方もない時間と労力がかかりそうですよね…
そんなとき、重要になってくる考え方が”母集団””標本”という考え方です。
1つずつ解説していきます。

母集団

先程のたとえ話(東京の40代女性が月にどのくらいカフェに行くか?)でいくと、”東京都に住む40代の女性"が対象者の母集団になります。

標本

先程も記載したように、母集団全員に対してアンケートを取得するのはとっても大変です…そんなときに用いる概念が”標本”です。
母集団の中から無作為に何人か(必要数)を抽出した対象者を標本といいます。

母集団と標本の違いはイメージのほうが掴みやすいので図にまとめてみました!
青枠=母集団
赤枠=標本

母集団と標本のちがい

今回は母集団と標本について見ていきました。
母集団に対してリサーチを行えるのが理想ですが、リサーチ目的として妥当な対象規模が大きい場合は標本に対してリサーチを行っていきましょう。

実際に、リサーチ対象者の選定の仕方を学んだので、次に対象者数の決め方について学んでいきたいと思います。

マーケティングリサーチとデータ分析の基本
https://www.subarusya.jp/book/b353378.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?