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皆さんどうしてますか⁈「子供の教育」とは何か?考えてみよう

本日は、「子供の教育」について考えてみようと思います。

子供の教育には「家族それぞれ」にやり方があります。経済的な背景、家庭環境、コミュニティも多岐にルートがあります。

そんな中で教育を考える親に対して「ヒントになるもの」を私も一緒になぜそうなるのか背景も踏まえて考えられたらと思います。

■子供の教育費ってどれくらいかかる?

それぞれどこに通うかによってかかる費用は異なりますが、教育費の参考資料をもとに見ていきます。

引用元:文部科学省 令和3年度子供の学習費調査
日本政策金融公庫 子供1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)

調査の標本母体数にも寄りますが、すべて公立だった場合とすべて私立だった場合の教育費総額は1000万円以上開きがあります。中でも、私立小学校は6年間で総額1000万円近くかかります。

医学部など6年間ある大学へ行けば、大学だけで総額3000万円以上かかる場合もあります。

なぜここまでかかるかというと、歴史的背景に学歴社会があります。

「いい大学を卒業すればいい就職先につける」と考えれば、親は学校外活動(塾などの習い事)や行政が関わる公立小学や中学でなく、大学へパイプをもつ私立校へ入学する方向を考えます。

小学校平均月額、課外活動費
参考:文部科学省 令和3年度 子供の学習費調査

韓国では、大学受験の成功失敗がその先財閥企業に入れるかどうかを分けてしまうくらい厳しい学歴社会から週16もの習い事を子供に通わせることもあるそうです。

親は子の人生を考えていますので、必死に学習させ、その分子育てに疲弊してしまいます。

そのような社会では出生率はどうなるのか日本と比較すると

子供1人における子育て費用がかさみ、段々と少子高齢化へシフトしていくようになります。

学習自体は悪くありません。学習目的が「社会における地位の確保」になっているのをどれだけ「国として違う方向へ転換できるか」が問われているのですね。

◾️子供の教育って何があるの⁈
まず教育の型には2つあります。それは認知能力と非認知能力になります。

ペン図による認知能力と非認知能力


認知能力はいわゆる「学校のテストやIQの高さ、情報処理の高さ」が注目されます。

非認知能力は、「コミュニケーション能力」「協調性、社会性」「計画性」など数値では測りにくい能力になります。

最近目まぐるしいAIの発展により、無尽蔵な知識をもつAIの認知能力により影響があると言われています。そのため「非認知能力」が近年注目されています。

こちら能力としては図でも分かるようにどちらも必要であり、間に色が重なるバランスが重要となります。

◾️子供にどう教育させるか⁈
子供には、成長過程と共に成長のルートがあります。そのルートを誤ると社会性が身につかず勉強はできても学校を不登校になったりします。


0〜5歳までは食べる、寝る、動くの生活リズムを体に覚えてもらう

この段階から習い事をたくさんさせたり勉強させてしまうと脳に影響が出てしまい、将来、起立性調節障害になる可能性が高くなってしまうそうです。

そのような習い事は6歳〜12歳に効果を発揮します。

6歳〜12歳は、認知、非認知両方とも能力が伸びる時期であり、コミュニティ形成や知能を活性化させるには1番いい時期に入ります。この時期に習い事や学校にて友達と共に生活して遊んだり勉強したりすると脳科学の発達に効果を発揮するそうです。

13歳〜18歳は、心の育成ということで、12才までとは違い、喜怒哀楽のコントロールを学ぶことになります。

■親としてはどうすべきなのか?子供の教育
実は意外にシンプルで「理由づけて説明する」だけになります。
「なぜやってはいけないのか?」「なぜそれをやるのか?」
あいまいな返事や答えを出さず大人である親がしっかり答えることで心身共に成長します。

【その他具体的な教育】

①他人と比較しない
比較することで子供はプレッシャーを感じさせてしまい自発的行動を制限してしまう(例えば、○○ちゃんは出来てるのに・・・という発言)
②スマホやゲームを無理に制限させる
現代では、スマホ、ゲームは必須。それを「スマホばっか見てやめなさい」など言うと心身に悪影響を及ぼします。この場合、「何見てるの?いいね!でも長いからあと10分で終わろうか」など言う
③テストの点数が高く「すごいね!」しか言わない
この場合、テストの点数が良くて褒めてるだけなので、次のテストが悪かった場合ほめるところがなくなってしまい、自分はダメだと自己嫌悪に陥る
ため、この場合は「この問題のこの考え方はいいね」など具体的に褒めるようにする
④子供部屋には絶対入らない
入ってしまうと「監視されてるように感じる」ため、そのエリアは入らないようにする

■私の人生
私は、けっこう中途半端で勉強は「中の下」、スポーツは野球やってましたが「下手」。テストのように時間で区切られて考えさせられる能力は苦手で認知能力は低いと思います。

ですが、野球、大学活動によるコミュニティ形成で「協調性」を高めたことや好奇心による「行動性」、感度が高く「非認知能力」が他より優れていることを自身は感じています。

こちらは私の親が何も言わず「自分で決めなさい」
でも迷ったりしたら「相談は乗る」というスタイルで育ててくれたおかげと感じています。

これはこれで成功した子育ての一つだったかなと感じています。

■親に共通する考え方
親も子育ては初めて。これからずっと「親」を勉強していくことになるため「自分はダメ」と思わないこと。

これが大事になります。

他でも悩んでいる親はたくさんいるため、必ず誰かに思っていること、悩んでいることを言うことが大事です。

私はそう思いながら日々子供と暮らしています。

ヒントになりましたでしょうか?

エラそうに語りましたが、私も子育て勉強中です。
これから他の親とこのnote記事のようや会話ができたらいいなと思っています。


参考文献


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