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神と出会った父 眞鍋 孝の物語 Part 1

昨日書いた 光と闇の構図における、神と悪魔の存在を明らかにする上で、まず紹介したいストーリーは私の父である眞鍋 孝の物語です。

私の父は愛媛県新居浜市の出身です。優秀であったが学歴が低かった為に企業において悔しい経験をした祖父の熱い期待に応え、非常に勉強熱心だったようです。

また運動も出来たらしく、学生時代は長距離走で学校新記録を出したりしていたそうです。性格は当時から非常にまじめだったようです。

そんな父は1960年代半ばに現役で大阪大学基礎工学部に入学します。大学受験後の燃え尽き症候群や、田舎の大家族を離れて一人暮らしをする寂しさからか、人生の意味や生きる目的を探し求めるようになります。

古本屋で哲学書や宗教書等、多くの書物を読んだようです。そして父は最終的に聖書と出会います。ある聖書を研究する学生達の集まりに参加した際に父は光に包まれるような経験をしたようです。

そして暗く沈んでいた心に明るい希望が入って来て、人生が激変したそうです。その後父はクリスチャンになり、近くの教会に通うようになります。 

そしてただクリスチャンになるだけではなく、自分の人生を暗闇から救ってくれたイエス・キリストの為に人生を捧げたいと思うようになり、学歴がもたらすこの世の富や成功を捨て、神学校に通う決断をします。

当然祖父は寝耳に水で大反対しますが、父は決意を変えなかったそうです。

その当時のエピソードで面白い話があります。

進路を決める上で神からの導きを求め阪大の学生食堂で父は真剣に祈っていたそうです。

そうするとある男子学生が父を強くにらみつけてきたそうです。父が食堂を出るとその男子学生も付いてきたそうです。

変に思った父はその学生と話をすることにします。そうすると彼は新興宗教に入っており、その教えに強く傾倒していたそうです。父の中にある何かをその男子学生の中の何かは察知していたのでしょう。

そして父はその後 教会に行く予定であったので、その男子学生を誘ったそうです。そして彼も承諾し、二人で教会に向かって歩いていったそうです。

教会の近くまで来たときに突然その男子学生の身体が宙に浮いて後ろに引っ張られ、地面に尻餅をついたそうです。

驚いた二人であったのですが、結局その男子学生はその後 父と別れ、教会へは来なかったそうです。

そのように当時から父はそのような目に見えない世界からの影響を受ける経験を他にもしていたそうです。

その後 父は神学校へ通い聖書の勉強を本格的にスタートさせます。

当時の日本は戦後復興後の高度経済成長期の真っただ中です。

その時の大阪大学の基礎工学部卒業であれば誰もが羨むような名だたる大企業に望めば入れたような時代であったようです。

そのような時代にあってそれを捨て、人間的・社会的には何の肩書きも将来も保証されない小さな神学校に入学した父。

その後の父を待ったいたものとは。

次回はパプアニューギニアに移る物語を書きたいと思います。


今日の見出し画像 (高校時代の父と父の妹です)



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