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善悪の知識の木-現代に繋がる悪魔の知識と神のいのち

今日は人類が創造された後に、どのように堕落したのかについての物語と現代に繋がるその意味について書きたいと思います。

多くの方は聖書の創世記のアダムとエバが蛇に騙されてリンゴを食べる話を聞いたことがあると思います。

エバがヘビの嘘を信じて、神が食べてはいけないと言ったリンゴを食べたので、エデンの園を追放されるという話です。

この話はおとぎ話でも作り話でもなく、人類の現在の状況に直結する深い真理が隠されています。

まず聖書のその箇所を見てみましょう。

あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。
それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ
創世記2章16,17

神はアダムにそのように伝えます。
リンゴではなく、実際は「善悪の知識の木」から取って食べてはならないと伝えています。

ここで重要な点は神は「」だけでなく、「」も禁じているということです。多くの方は悪はいけないことであると同意されると思います。
嘘をつくことも、人を殺すことも、盗むことも、悪であり、罪であると皆が信じていると思います。

では善はどうでしょうか。善意も善行も良いことと考えられており、一般的に善なる行為を法律で禁止する国は少ないと思います。

神はなぜ「悪の知識の木」から取って食べることを禁止するのではなく、
「善悪の知識の木」から取って食べることを禁じたのでしょうか。

誰かが大金を寄付したり、孤児院を建てたとしても、神は心の動機を見ています。表面的には善であっても、もし正しくない動機で行ったのであれば、善は罪となりえます。

もし誰かが自らの善い行いにプライドを持ち、高ぶり、他の人を見下すなら、神の目にはそれは罪でしかないのです。

そして人間的に始まった善なる働きは、良い結果を生まないことが多いのです。

そして善悪の知識には更に深い意味があります。

悪魔(堕天使)が伝えた善悪の知識とは、神秘主義と自由七科へと繋がるノアの洪水で滅ぼされる、ネフィリム(堕天使と人間の混血種の巨人族)と古代文明を生んだ知識である可能性が高いのです。

そしてそれらの知識は洪水後もフリーメイソンなどの秘密結社の中で秘密の知識として受け継がれてきている可能性があります。

聖書には以下のようにあります。

そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。 あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」
創世記3章4,5

悪魔はこのようにエバを誘惑しました。このような言葉を最近でも私は目にすることがあります。
アメリカ発のニューエイジムーブメントや人間中心主義の思想はまさしく悪魔が蛇の姿でエバを誘惑した言葉と一致します。

キリスト(救い主)など必要ない。この真理を受け入れたるだけで霊的に覚醒する。
罪の赦しの為に代価など必要ない。既にあなたの中に全てはある。
神と繋がる必要はない。人は宇宙の英知と繋がれる。
人類は神なんかいなくても全てコントロールできる。
人と科学がすべてを解決する。
等々、全て神と人との関係を壊す悪魔の嘘であり、創世記の頃から変わっていません。
(神の姿をした悪魔と繋がるようにする偽りもあります)

アダムもエバも元から霊の眼は開いていたし、元から神と親しく語り合う、神に似せて創られた存在だったのです。蛇が与える知識がない時は既に全てを持っていたのです。
(実は私たちもそうです。本来は神の息子・娘です)

悪魔の嘘を信じた結果、逆に肉の眼が開き、神との関係が断絶され、神のように内にある光で自分の人生を治めることができなくなってしまったのです。(代わりに外から入る情報により影響される肉的な欲望や恐れに支配されて生きるようになります)

悪魔の知識は善であれ、悪であれ結局罪を生むものなのです。
(とは悪い事の意味ではなく、本来の意味は的外れな人生を意味します)

では神は善悪の知識の木の代わりに何を食べるべきと命じたのでしょうか。

それはいのちの木です。

神である主はその土地から見るからに好ましく
食べるのに良いすべての木を生えさせた。
園の中央にはいのちの木、それから善悪の知識の木とを生えさせた。
創世記2章9

いのちとは神そのものを表し、神の祝福を表し、神と共に歩む歩みを表します。

またイエスも以下のように語っています。

だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。
わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。
ヨハネ7章37~38

私たちは創造の時は持っていた神のいのちともう一度繋がることができるのです。

善なる行いを神と共に、神の力と方法で、神のタイミングで行う時に、私たちはいのちに溢れる人生を経験出来ます。
そして悪魔の国を滅ぼし、神の国を地上にもたらすことができるのです。

この戦いは創世記の頃から続いているのです。

そして神はアダムが失敗した結果をイエス・キリストを通して十字架において、無効にしました。新しい契約の元で全ての人は創造の時のエデンの園のように神と親しく語り、天国の栄光の内を地上で歩むことが出来るのです。

そしてもう一度地上の全てを天国の栄光で満たすことが私たちの創造された目的であるのです。


2020年、今が日本の時です。


今日の見出し画像 (ガリラヤ湖の朝日をパシャリ)





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