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終わりがあるから、始まりがあるんだよなあ。

本格的にまたラジオを聴くようになったのが昨春からだったので、
春の改編をまたぐのはこの春が初めて。
毎週楽しみに聴いていた番組も、残念ながら終了になってしまうものがいくつかあります。

一番「え〜、終わっちゃうの…!」となったのが、
以前noteでも話題にした、J-WAVE「#LOVEFAV」。
土曜の夜という時間帯に、上白石萌歌さんの声がよく合うし、
ゲストの方がご自身の好きなものを語っている姿が本当にいきいきしていて、聴いているこちらまで楽しくなる番組でした。
昨春に始まったばかりで、まさか1年で終わるとは思っていなかったので、不意打ちだったし、これは本当に残念です…。

そして、同じ土曜日、「#LOVEFAV」の前の時間帯で聴いていた、
SBSラジオ「テキトーナイト」も、13年という歴史に幕を閉じます。
MCの鬼頭里枝さんの、高校生はじめリスナーの方への愛情が強く感じられる番組だったし、
他にはない、すごく特徴ある番組で、全国にリスナーがいる「名物番組」だったと思うのですが、さすがにスポンサーがつかないと厳しいか…。
これで土曜日は聴く番組が一気に減っちゃったなあ…。

そして、今日最終回を迎えたのが、bayfm「金つぶ」。
北川悠理さんがアシスタントを務められていたことがきっかけで聴き始めたのですが、
普通のニュースなどではあまり掘り下げられないような、テクノロジーや時事などのテーマを、ディープに、でもラジオならではのライトさもありつつ知れる、貴重な番組でした。
そして、これも以前書きましたが、個人的には、子どもの頃以来、久しぶりにしっかり聴いたbayfmで。
あの特有な交通情報のBGMなど、「わ〜、めっちゃ懐かしい…!」という再会が多々ありました。


「番組が終わる」ということに対しては、いろいろな考えがあるけれど、
たとえば、

あるいは、

「大好きな番組がなくならないように、普段から少しでも愛を伝えていこう!」というスタンスも絶対必要だし、
とはいえ「終わるものは終わるのだから、普段の放送を悔いなくやれていればそれでいいよね!」という考え方も、まさにおっしゃる通り。

でも、長いスパンで見れば、どの番組もいつかは必ず終わるのだから、
あまり感傷的になりすぎずにいることが大事なのかなあ、と。

何かが終わらないと、有限の放送枠の中で、新しいことは始まらないし、
「新しく始まるの楽しみ!」という人の裏には、
「終わって悲しい…」という人が、必ずいる。
そう考えると、少し気分も晴れるような気がします。

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