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外資に進んだ私の就職活動体験談(新卒向け)

インターン編(大学院1年10月〜)

8月から2ヶ月フランスに大学院の研究で留学していた私の就職活動は10月頃から始まった.関東の大学で化学系の研究室に所属していた私であったが,研究の道に進むのは向いていないと感じ化学系に絞らず企業を探していた.
インターンによく参加していた業界は商社業界だった.動機は単純で高給,モテそうなどのイメージで受けていた.実際に行ってみると商社と一言で言っても企業ごとに持つイメージにはかなり違いがあった.元気がありゴリゴリな体育会系のところもあれば,イメージと違ってかなり静かでスマートな雰囲気のところもあった.行ってみて社員に会うとどのような人を求めているかがなんとなくわかるものである.
正直,インターンに行ってここ違うなって思うことがよくあった.でも,これは無駄足ではなく先に見ておけてよかったと思った.なぜなら,本格的に採用のための面接が始まった時に受ける必要がない所を先に消せるからである.

受けた業界

私が受けた業界はざっくりと下記のような所だった
・鉄鋼系
・石油系
・プラントエンジニア系
・商社
・ガス系

おそらくインターンと面接を受けたところの合計は20社程度.
本選考で面接を受けたのは10社くらいだと思う.

企業選びの軸

就活を始めた頃の軸は,給料と勤務地くらいだった.しかし面接などをしていくと本当に自分が大切にしたいことが見えてくる.面接後は必ず質問とそれに対する自分の回答をまとめていた.これは自分の本当の軸に気づくためにとても役立った.似たようなことを聞かれた時に自分の考えを深めておける.

最終的に大切だと感じた軸は
・裁量の大きさ
・色々なことに挑戦できる
・能力や可能性に対して評価してくれるところ

最後に,あげた,”能力や可能性に対して評価してくれるところ”と言う項目で最終的に就職先を決めたと行っても過言ではない.


正直に言うと就活で必ず聞かれるであろう,志望動機は聞く必要がないと思っている.無数にある企業の中で受けるのだからそれなりに内定をもらいたいと思っているだろうし,志望動機で会社や社会に貢献したい,御社の企業理念に共感したなど学生が本当に思っているだろうか?
また,誰もが御社が第一志望ですと嘘をつくだろう.そんな嘘の情熱を評価すべきでないと私は思った.なので私は,集団面接などで他の学生が3分程度(興味を持ったきっかけ,入社後何をしたいか,どのようなことに貢献できるかなど)話しているのに対し,志望動機を聞かれた際にはかなり短く,興味を持った経緯を話す程度だった.これはもちろん本気度が感じられないと判断され落とされることもあるので注意が必要になる.
でも,こう答えることで情熱などで採用する企業ではなく,能力,可能性や人間性で評価してくれる企業であることがわかる.実際,どれだけ情熱があっても能力がなければ仕事はできないと思う.

一点注意として役員が出てくる最終面接では情熱を伝える必要がある.

選考過程

・ES → 足切り?ほとんど読んでいないと思う.
・GD → グループでうまくお題について進めていけるか,そのためにどのような役割を担うか.(正直,よくタイムキーパーします!と買って出る人がいるが,タイムキーパーなんて誰でもできるからする役割を担う必要はない)
・一次面接 → 採用担当が実際に業務している他部署の上司に面接をお願いしても失礼のない人が通過すると思う.こんな奴を通過させたのかと言われないような人.
・二次面接 → かなり踏み込んだ質問もくる.どのような能力があるか,性格,人間性で勝負.
・最終面接 → それまでの評価とは関係なく役員が決める.正直,役員と話が合わないと内定はもらえないと思う.

三次面接もあるところもあるが大体の流れはこのような感じで,各段階で見ていることが違ってくる.上記のことを頭に入れておけば何をアピールすべきか見えてくる.

面接で一番大切なこと

ズバリ!

聞かれたことの意図を正確に捉え,簡潔に答える

これだけである.無駄なことは言う必要ないし,何か気になったことがあれば,面接官が質問してくれる.このような感じ面接すれば会話のような面接ができる.準備して覚えてきたことを喋るような人間味のない受け応えはよくないと感じる.その場で,しっかりと考えて話せば多少言葉に詰まっても,理解してくれるしマイナス評価にはならない.

あとは自信を持って答え,曖昧な感じで答えないように注意したい.


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