マナと言霊の世界*3 〜純粋な音〜
言葉として『声』は出ないけれど、
『音』としては『声』は出せる。
けれど、『歌詞』になるともうダメで、
内側に『音』が広がる方が好き。
自分でもなんなのだろうと思いながら、
吐き気のしない発声を模索していました。
ハミングを繰り返す中で、時折、
『A(あ)』とか『U(う)』とか『La(ら)』とか『Ha(は)』とか『Ho(ほ)』とかを出せるようになっていきました。
ウタの中でも、歌謡曲はほぼNGで、
童謡ならなんとか発声できます。
例えば『さくら』『海』『朧月夜』『花』などは唄えるようになりましたが、『Sa(さ)』は初め、
どうしても『Sha(しゃ)』しか出ませんでした。
お金のない一人暮らしの学生だったので、
無人販売のお野菜を食べて暮らしていました。
自然と菜食生活になったパターンです。
もちろん、学費や親からの補助は多少なりともありましたので、バイトしていなくてもなんとか生活できました。
自分が出しやすい『音』の共通点を探ると、
『記憶』とか『概念』を含まない、
純粋な音の綴りとしての『言葉』は出しやすいことに気づきました。
ご近所の畑のおばあちゃんたちのおかげもあって、
少しずつあいさつや会話ができるようになっていきました。
あいさつは、
不思議と純粋な音ばかりが集まった言葉でした。
『おはよう』『こんにちは』『またあした』
癒しの『音霊』の投げかけ合いに自然と元気になっていくのを感じました。
続きはまた✨🙏
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