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「1988年の17歳になりたい」プレイリストについて語る -SIDE B-

1988年の17歳になりたい。
もう何十回、何百回そう思ったことか!!

1988年が好き過ぎて、
実家にいた頃は1988年のカレンダーを貼っていた程
(2022年と1988年は曜日が一緒だった)


1988年の17歳になって、
ピンクの背表紙・マンガみたいな表紙の
少女小説を読みふけりたい!
週末におめかしして、原宿のWEEKENDSで
おしゃれ雑貨を買い漁りたい!
「うちの高校もハナエモリの可愛い制服に変わんないかなぁ」って思いたい!
公園通りのジャック&ベティで、
ボーイフレンドとデートの待ち合わせしたい!
「電話がよく繋がる」って噂の公衆電話で、
チェッカーズのコンサートチケットを取りたい!


……そんなマニアックな思いを込めながら作ったプレイリスト、
完全に自己満足ではありますがそれぞれの楽曲の「好き」ポイントを語っていきます。
少々お付き合いくださいませませ。

SIDE B

B-1:Jim&Janeの伝説/チェッカーズ


晩夏を感じさせるメロディと、
「彼氏を(おそらくバイク事故で)亡くした女性をバイクの背中に乗せて、彼が亡くなった"その場所"へ連れて行く」といった歌詞。
こんなふうに表現すると悲しい雰囲気が漂うのに、妙に爽やかなのが不思議。

歌詞の元ネタは漫画「ホットロード」とも言われてますが……それでもこんな独特な世界観を25,6歳で描けてしまう郁弥が凄い!
今の自分が当時の郁弥と同い年だからこそ、余計に彼の感受性の豊かさに改めて気付かされます。

ちなみに……この曲の前日譚である「prologue」という曲が翌年1989年のチェッカーズのアルバムに収録されているのですが、
この曲を聴くと"俺"と"Jim"の関係性がより深掘りできるでそちらも是非。

B-2: Maybe Blue/ユニコーン

「ユニコーンらしからぬ曲」として逆に超有名ですよね、この曲………
長らくライブでも封印されていたそうなのですが、ここ数年ようやく解禁(?)されているようで!!

この曲がジャストポップアップで歌われていた映像を先日YouTubeで見つけたのですが、奥田民生さんが……可愛かった……!!


当時のカワイイ系男子御用達のファッションブランド・MILK BOYを着用されていた事もすごく意外!!

B-3: CALL MY LUCK/浜田麻里

この曲は父から教えてもらった曲です。「教えてもらった」……というより、
幼少期にこの曲がよく親の運転する車から流れていたのです。

わたしは別に親の影響で8,90年代を好きになった訳ではない(むしろ親はアンチチェッカーズ)ので、
自分がこの趣味に出会ってから暫くして
「そういえばお父さんがよく聴いてたあの曲、なんだっけな?」と思って教えてもらった……といった感じでしょうか?

B-4:スタンダード/森川美穂

こちらも父から教えてもらった曲。
浜田さんの曲と同じく、よく父の運転する車の中でよく流れていました。

森川さんは80年代のアイドル時代より、90年代のGiRLPOPブームで知名度が上がった方…といった見られ方をされている気がしますが、個人的には88,9年頃の楽曲が好き。
ちょうど彼女自身アイドルからアーティストへの転換期で、楽曲のテイストもそのふたつの要素のバランス配分がうまく取れているように感じられます。


B-5: SEVEN DAYS WAR/TM NETWORK

1988年当時、「Revolution」とノートに書き留めた少年少女がどれだけいたのだろう?
もうこの曲についてはわざわざ説明する程ではないと思うのですが……宮沢りえちゃん・菊池健一郎くん主演の映画「ぼくらの七日間戦争」の主題歌。

いまの楽曲……いや、いまの子って親や先生などの「大人たち」に反発する事ってあるんでしょうかね?
以前どこかで耳にしたのですが、
いまの中高生達は尾崎豊さんの「15の夜」を聴いても「別に大人に歯向かう理由がないから、歌詞の世界観がピンと来ない」と感じるそうで……?


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以上、長々とお付き合いありがとうございました、、、


こうして改めて向き合ってみると、
1988年の楽曲って音楽シロートのわたしから見ても独特のきらきらした編曲センスがあるように感じられるんですよね。


以前音楽に詳しい方から教えていただいたのですが、
1988年の曲ってそれまでの~86,7年に比べてグッと機材の質が向上したことなどで「1980年代のポップサウンド」としていちばん洗練されたものらしく………
逆に1989年になってしまうと、バンドブームの波が来てしまった事でそれまで10年間培われていたサウンドが一気に古めかしく感じられるそう。
たった1年の間なのに不思議!


とはいえ、別にわたしは音楽に対する詳しい知識がある訳ではないし、お恥ずかしい事に「カノン奏法」の意味も未だに全然分からないのレベルなのですが
直感的に「あっ、この曲いいな」と思ったものに年代などの法則性が見えてくると……
なんて言うんだろうな、自分の好みのセンスでしょうか?
「好き」と思えるポイントが明確に可視化されたような気がして嬉しくなります。



こんなふうに、自分なりにテーマを勝手に作ってプレイリストを作ることがすごく好きなので
またネタに困ったら何かしら語ろうかな、と思ってます。
ではでは。

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