7.【高2の苦悩】
高2の僕には明日、歴史のテストがある💮
だが、歴史はとてつもなく苦手なのだ。
明日のテストで70点以上取れなければ留年確定というくらいできないのだ。
(今さら勉強なんて無理だ。見つからないカンニング方法はないのだろうか。)
と、家へ帰る道すがら考えていた🤔。
家に着くと
<時空間研究所 今川元義👨🔬>と送り主の名が書かれた小包が置かれてあった。
(おじいちゃんと同じ名前だなぁ。)
宛先は僕だった。不思議に思ったが僕宛てだったのでその小包を開けてみた。
中には少し変わったメガネが入っていた。
(注文した覚えはないぞ?しかも研究所?)
不審に思ったが、明日はテストだし勉強でもするか❗📝👓と、メガネを手に取り歴史の教科書を開く。
そのメガネにはVRのように色々なボタンがついていた。青のボタンを押し教科書の「桶狭間の戦い」という見出しに線を入れると…。
目の前に戦場が繰り広げられた。
軍義、出陣の様子、そして今川義元の首を討ち取る場面…。
いったん映像が途切れる。その後、重要な言葉が青くなり試験に出る所だと僕にもわかる。
僕のいたずら心に火がついた。
試しに、今川義元の名前をおじいちゃんの名前に変えてみた。
すると❗
映像が再び映し出された。
よくみると、首を討ち取られたのは、なんと僕のおじいちゃんではないか😲‼️
赤いボタンが光る✨
映像にはカウントダウン…。
10、9、8…。(どういうことだ?僕の体が透明になっていく!)
6、5、4…。(そうか‼️おじいさんがいなくなるということは、僕は存在しなくなるのだ!)
どうすれば…
3、2…。一か八かだ❗と、赤いボタンを押した。
1…。
止まった。
とてつもなく恐ろしく感じた。
たった1つ歴史が変わると全てが変わってしまう。過去は変えてはいけない。
ならば未来に目を向け進んで行くしかない❗
さあ、残り僅かだが未来の為に勉強しよう‼️
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