本の感想 7つの感情
玉井 仁
7つの感情を知り、それぞれとの上手な共存方法、特定の感情強くなりすぎた時のワークが具体的に書いてある。ネガティブと捉えがちなこれらの感情はごく自然、生きていくために必要な誰でも持っているものなんだと教えくれ、良し悪しの概念で扱うものではないということを理解できた。
圧が強くなく、淡々とかかれているのでもやっとせずすぐに読めるし、ふと立ち止まって、気づきを得たり、自分の昔の体験を振り返って紐づけしたり捉え直ししたりもできやすい。
今はそこまでこういった本に興味があるわけではなかったけど、読んでよかった。
自分にとって大きかったのは、以下の2つ。
権利意識を持たないほうが楽に生きられる
感情でいうと、罪悪感のところになるが、権利意識にとらわれて生きていると人を許せなくなり、自分が苦しむことになると。
まさにこれ、私この傾向あるなと強く感じてしまった。つい最近、自分でもなんか色々うまくいかないって思ってお盆休みに色々考えた結果、自分の権利のことばかり考えて行動してるからじゃないか、って思ったところだった。
自分で気付けてよかったし、この本で裏付けされて、ますますその感情とうまく付き合っていけたらいいなと思えた。これは私にとってとても意味がある事だ。
関連して、充足思考を大事に日々ありのままの自分や家族に感謝して生きていくんだ。常に自分の心が満たされているように。
寂しさという感情がただある、自分の内側から湧き出す感情に寄り添う
寂しさを感じてるなぁと気づくことはあまりない。孤独だなーと思うことはあるから、単にもっとエスカレートしてる感情があるのに気づいてないだけなのか
寂しさを食べることで紛らわす女性というエピソードのところにあった記述は、なんだか私に響いた。まだ消化できてない。
昔から自分の本心を打ち明けることが苦手で、伝えずに抑え続けてきたら、自分がどうしたいかがわかりにくくなっていた。
自分の内側から湧き上がる感情に寄り添っていないことで、もやもやした不安定感がつのり、それこそが寂しさだったと。
笑顔でいることは素敵だけどいつもそうでなくてもいい。人に合わせすぎなくてよい。人との距離感を見出し、無理に笑顔でいなくても人との温かいつながりをかんじられるようになった。こんな自分でいいんだなって思えて、心の奥にある温かい場所に触れられるようになり、冷めた心が温め直された。
人を観察した結果、みんなそんなに自分の事を気にしていないこと、みんな結構自分勝手で、自分のことを心から気遣ってくれる味方のような人がそんなにいるわけじゃないって感じたと。
温かみに触れる、かぁ。
うまくまとめられないけど、何度も読み返したいエピソードだと思った。
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