「からだ」という神様 新時代における心身の癒し方 保江邦夫,矢作直樹,迫恭一郎 著 2019/12/10

「からだ」という神様 新時代における心身の癒し方 は、霊性に詳しい理学博士の保江邦夫氏、その魂友であり、やはり霊性に詳しい元医者の矢作直樹氏、完全反射ダイヤモンドを営む迫恭一郎氏の共同著書です。

保江氏、矢作氏、迫氏それぞれが「からだ」をテーマに述べ、最後に3人の対談を掲載するという構成になっています。

最初に注意がありますが、保江氏の事を知らない人は、まず動画で保江氏を知ってからこの本を読んで欲しいという事。じゃないと、本はいきなり霊性(スピリチュアル)な話から始まるので、なんのこっちゃとなる気がします。
まずは、東北大入学からスイスジュネーブ大学で勤務し、数式を閃いた経緯までを動画で見て欲しいのですが、ちょうどいい動画が見つかりませんでした。下記矢作氏の動画と同じく、ナオキマンとの対談動画がYoutubeにアップされたら是非チェックして欲しいです。(Wikiにも書いていますが、保江氏は話が非常に面白いので、動画で見て欲しい。)

本書で学んだことは、
 自分を愛すること。
 まだ会ったこともない人が、自分を愛してくれていることを信じること。
 感謝すること。
 朝目が覚めたら、心臓が動いていること・息ができることに感謝する、そして、それ以外にも感謝できることを思い浮かべる。
 
また、せっかく保江氏と矢作氏の共同作なので、本書以外のお二人の主張にも触れたいと思います。
天皇について:私は天皇については全く詳しくありませんが、現人神であるとかは、敬い信仰する分には個人の自由だが、そんな訳ないでしょと思っていました。しかし、お二人の「周りから神として扱われ、神として育てられた結果神となる」という説は一理あると思いました。(厳密に言うと、人は全員神様らしいので、「なる」ので無く「目覚める」かもしれません)
しかし、問題点も思い浮かび、それは、本人の意識では無いのでは、という点です。私であれば、人並み以上の生活ができ、それが日本すべて(もしかすると全世界)の幸せに繋がるなら喜んで承諾しますが、そう思う人だけでは無いと思います。
漫画やアニメだったら、主人公がやってきて、学校とかに連れ出して、「お前は神様じゃない、人間なんだ」なんてパターンでしょう。

また、現人神システムがあるとしたら、憲法改正で総理大臣の立場を上げようとしている=天皇の立場を下げようとしているとも言える、自民党改正案はどういう事なのか。大陸系だから、天皇とは勢力が違うとかでしょうか。

庶民には知り得ない事がまだまだあるのでしょうが、現人神について多少理解が深まりました。

最後に本の内容に戻りますが、最初にも書きましたが3人の各論・および対談がそれぞれ25% くらいの割合なので、対談目当てだとボリュームが少ないですし、各論目当てだと、それぞれの著書をしっかり読んだ方がいい気がします。3人が、文章で、どう交わるかを楽しむ本、というところでしょうか。私は、動画で保江氏ご本人が勧めていたので読んでみました。


参考 矢作氏の他の本についての記事


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