東京の休日 #114 〜特別展「宝石」(上野):そのきらめきにキセキに魅了されました〜
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
2022年2月19日(土)~ 6月19日(日)
上野公園内の
国立科学博物館にて現在開催中です。
想像以上の「きらめき」に
終始目を大きく見ひらき
鑑賞してしまったこちらの展覧会。
下記5つの章で構成されています。
第一章 原石の誕生
第二章 原石から宝石へ
第三章 宝石の特性 宝石のバリエーション
第四章 ジュエリーの技巧
第五章 宝石の極み
第一章:原石の誕生
始まりから圧倒されてしまいました。
2.5mのこちらのアメジストドーム。
「きらめき」がこんなにも
ぎっしり詰まっているのです。
また、ダイヤモンド、
オパール、
ルビー、ガーネット、
アマゾナイト、アクアマリン、
トルマリンも
地中に眠る時から
みなぎる力を保持していることが伺えます。
第二章 原石から宝石へ
先ほどは地球の神秘に
こちらでは
人間の「技」に感心してしまいました。
人の手によって
原石が宝石と呼ばれる逸品になっていくのですね。
その過程が丁寧に説明されています。
第三章 宝石の特性 宝石のバリエーション
地球が美しい色を
ここまで豊かに生み出すことに
まさに展覧会のテーマでもある
キセキを感じるこちらの章。
壮大な地球の「創造」にうなります。
次の章へ行く前には、
国立西洋美術館所蔵の
「橋本コレクション」200点が。
個人蒐集家・橋本貫志氏の
870点の宝飾品コレクション。
国立西洋美術館に
2021年に寄贈されております。
珠玉の指輪が
今回並んでおりました。
国立西洋美術館は現在休館中だけに
指輪の歴史を辿ることのできる
とても貴重な機会です。
第四章 ジュエリーの技巧
1906年にパリで創業した
「Van Cleef & Arpels
(ヴァン クリーフ&アーペル)」の
ジュエリーがずらりと並びます。
原石も美しかったのですが、
こうして宝石になるとまた違った
麗しさがみられますね。
目に映る輝きも、
地中で出逢うことのなかった石が
肩を寄せ合う姿も。
兵庫県芦屋市発のジュエリーブランド
「gimel(ギメル)」の
日本の四季をテーマにした
ラインナップも素敵でした。
春
夏
秋
冬
儚い自然の美をこんなにも
生々しく留められることもまた
宝石の魅力だな気づかされます。
第五章 宝石の極み
ここまででも十分に
「きらめき」に心満たされたのですが
フィナーレのそれは
他を寄せ付けないものでした。
世界各国の王室、貴族のために
つくられたジュエリー。
古代エジプトやメソポタミアから
二〇世紀ヨーロッパのものまでが並びます。
めまいがしそうなほどに
輝きを放つ数々の宝石。
原石が芸術に昇華されていることに
感嘆いたしました。
ささやかにお伝えしてまいりました
特別展「宝石」。
上野公園のお花見とともに、
(八重桜の見頃はこれからでした。)
また母の日のお出かけにも
ぴったりな展覧会となっております。
入館には予約が必要です。
↓公式サイトよりご予約の上、
お出かけくださいませ。
写真・文=Mana(まな)
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
会場:国立科学博物館(東京・上野公園) 地球館地下1階 特別展示室
会期:2022年2月19日(土)~ 6月19日(日)
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
夜間開館:4月22日(金)より、毎週金曜日・土曜日及びGW期間【4/29(金)~5/7(土)】に20時(入場は19時30分まで)までの夜間開館を実施します。
※常設展(特別企画展を含む)、常設展ミュージアムショップ、レストラン「ムーセイオン」等は17時までのご利用となります。本展観覧の前のご利用はできませんので、予めご了承ください。
※5/8(日)は通常通り17時(入場は16時30分まで)で閉館となります。
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館)※ただし3月28日、5月2日、6月13日は開館
https://hoseki-ten.jp
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