東京の休日 #16 〜『印象派からその先へ』うつくしく優しい展覧会でした〜
本日から、三菱一号館美術館にて
『印象派からその先へー 世界に誇る吉野石膏コレクション展』
が始まりました。
ほんとうに素晴らしいコレクションでした!
どの作品も見入ってしまいました。
外国の美術館のように囲いがないので
作品に顔を近づけることができるのが
とても嬉しかったです。
近づいてみると
それぞれの画家の色使いや
筆のタッチが見られてとても興味深いのです。
ポスターにもなっている
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》1887年
青い綺麗な目をした女の子。
彼女の目を見ていると
ほんとうに絵画の中に命があるように感じられました。
ルノワールは、
《桃のある静物》1871年 も良かったですし、
《庭で犬を膝にのせて読書する少女》1874年
も好きでした。
綺麗なルノワールブルーにうっとりしますし
犬が可愛いのです。
エドガー・ドガ
《踊り子たち(ピンクと緑)》1894年
クロード・モネ
《サン=ジェルマンの森の中で》1882年
クロード・モネ
《睡蓮》1906年
モネの睡蓮は、国内やフランスでいくつも観ているのですが
その中でもとても好きな睡蓮の一つになりました。
睡蓮のお花が可憐でいて、鮮やかな色をしていますよね。
モネの作品は他にも
《ヴェトゥイユ、サン=マルタン島からの眺め》1880年
《ヴェルノンの教会の眺め》1883年
《テムズ河のチャリング・クロス橋》1903年
がありました。
今朝の東京は霧がかかっていて、
ロンドンのようだわと思ったのですが
チャリング・クロス橋の絵画はまさにその霧で覆われた作品でした。
ジャン=フランソワ・ミレーの
《群れを連れ帰る羊飼い》1860−65年
《バター作りの女》1870年
も趣があって素敵でした。
カミーユ・ピサロの作品を
一度にいくつもじっくりと観たのは
意外にも今回が初めて。
《ポントワーズの橋》1878年
に心惹かれたのですが
観ていたらとまるでその世界に入り込んでしまったようで
その澄み切った空気まで味わえた気分でした。
フィンセント・ファン・ゴッホの
《静物、白い花瓶のバラ》も
好きでした。
と書いていたら
すべての作品がやっぱりよかったなと思いました♡
三菱一号館美術館は
建物も素敵なのです。
窓からの眺めも好きです。
外観も。
来年の1月20日(月)まで
開催されるそうで、
あと何度か足を運んでしまいそうです。
(つづく。)
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