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東京の休日 #103 〜『フェルメール展』の奇跡の一枚とぼたん苑の花々に魅了されました〜

『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 
フェルメールと17世紀オランダ絵画展』

東京都美術館(上野)にて。
2022年2月10日(木)〜4月3日(日)

開幕しておりました!

ごくわずかな延期の後
無事に絵画がお披露目されたこと
とても嬉しく思います。


さっそくですが
ヨハネス・フェルメールの
《窓辺で手紙を読む女》
素晴らしい作品でした。

今回の展覧会がこの作品のために
開催されたといっても過言ではない
主役の絵画。

長年隠されてきた
「本当」の姿が
海外で初めて公開されました。

(ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館所蔵作品です。)


右上のキューピッドの描かれた部分が
何者かによって塗りつぶされていたこちら。

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フェルメール自身が描きかえたものと
長らく考えられてきたのですが
研究により別物の存在が明らかになり
修復が始まりました。

高度な技術でその「ベール」が剥がされ
あらわれたキューピッド。

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塗りつぶされ、修復された
物語を踏まえてみると

こうしてキューピッドと
対面できていることが
奇跡に思えてなりません!


この度、露になったキューピッドの画中画は
手紙が恋文であることを表しています。

手紙をもつ少女の表情が
優しいことにも惹きつけられました。

さらにその表情が
窓に映っていることも美しいのです。

煌めく髪にも見惚れます。


また、手前に描かれた
果物がお皿から溢れ落ちていることも
興味深く感じます。

彼女の感情が溢れている様が
表現されているのでしょうか。

一番手前に描かれたカーテンも
豊かな表情をしていたことが忘れられません。

(↓《窓辺で手紙を読む女》の紹介動画となります。)


手紙がモチーフとなった作品は
他にも展示されており、

このご時世だからこそ
より魅力的に感じられました。

お手紙書いてみようかな!と思わされます。

ミュージアムショップには
ミッフィとコラボレーションの
カードや手紙入れも販売されておりました。

とても可愛かったですよ。


そして、向かったのは
上野東照宮ぼたん苑。

『上野・東照宮冬ぼたん』
開催されていました。


ぼたんや梅や福寿草がちょうど
見頃を迎えております。

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名残りの蝋梅(ろうばい)や
小さいながらクリスマスローズも
鑑賞できます。

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季節に合わせた飾りも愉しめるのが
この場所の好きなところ。

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河津も咲き始めておりました。

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フェルメール展とぼたん苑を堪能した
上野でのひと時。

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どちらも美しさに魅了されました...

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『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 
フェルメールと17世紀オランダ絵画展』
会場:東京都美術館(上野)
会期:2022年2月10日(木)〜4月3日(日)
開室時間:9:30~17:30 、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
休館日:月曜日、3月22日(火)※ただし、2月14日(月)、3月21日(月・祝)は開室
https://www.dresden-vermeer.jp
上野・東照宮冬ぼたん
会場:上野東照宮ぼたん苑
 東京都台東区上野公園9-88
開苑期間:2022年1月1日(土) 〜 2月23日(水) 
開苑時間:
【平日】10:00~16:00(入苑締切)
【土日祝】9:30~16:30(入苑締切)
https://uenobotanen.com

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