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京都の休日 #7 〜京の夜を彩る紅葉は「夏まつり」のように煌びやかでした〜

昼間も魅力的な京の街。
夜になるとさらにその艶っぽさが
増すのですよね。

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陽が落ちてからの
街歩きはとても味わい深かったです。

今回訪れたのは
「高台寺」と「永観堂」。


まずは、「高台寺」からご紹介していきます。

清水寺のある東山区に位置する
こちらのお寺。

豊臣秀吉の奥様、ねね(北政所)が
秀吉の冥福を祈るために建てたのだそうです。

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そのあたたかで穏やかなお寺を囲む庭園。
木々が鮮やかに葉を色づかせていました。

ライトアップされた様子は
なんとも幻想的。

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池に映る紅葉もまた美しいのですよね。

華やかさの土台に
お寺の荘厳さがあるため、
「イルミネーション」とは
一味ちがった趣があります。



ちなみに、お隣にある
「圓徳院(えんとくいん)」。
(高台寺と共通の拝観券も用意されています。)

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こちらはねね様が晩年を過ごされたというお寺です。

室内から庭園の木々が美しくみえるのは
ねね様を想い工夫されているからだとか。

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この圓徳院では印象深い言葉に出逢いました。

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「美意延年(びいえんねん)」

心を楽しませていれば、長生きできる
という意味なのだそう。

大切にして生きていきたい言葉です。


お昼に伺ったのですが
夜のライトアップも素敵との噂。

いつか伺ってみたいです!



続いて、「永観堂」。

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「モミジの永観堂」として
親しまれているこちらのお寺。

紅葉が美しいことには深い理由があるそう。

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人々の鏡となる「人」づくりの場として
建てられたこちらのお寺。

紅葉の輝きに負けない
すぐれた人材を育てようという想いが
込められているのだそうです。

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永観堂の紅葉をみた後に思うのは
この麗しさに敵う人になるには
並々ならぬ努力が必要だということ。

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それほどまでに花々が咲き誇るように
木々が葉を色づかせていたのです。

モミジの種類の豊富さにも
驚かされました。

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線香花火のような繊細な葉から

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打ち上げ花火のように夜空をおおうものまで。

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まるで夏祭りの会場を歩いているようでした!

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水面に映る紅葉もやはり綺麗ですし
その奥で輝く多宝塔も美しいのです。

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秋の京の夜を思い出す時、
あの紅葉のようにわたしも「輝けているか」を
ふりかえることになるのだろうなと思います。

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のこり少なくなった今年も
日々学び、そして
心を楽しませて過ごしたいですね。

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写真・文=Mana(まな)


鷲峰山 高台寺
住所:京都市東山区高台寺下河原町526
通常拝観時間:
9:00~17:30 (17:00受付終了)
【秋の夜間特別拝観】
期間:2020年10月23日(金)~12月13日(日)
 
拝観時間:9:00~22:00 (21:30受付終了) ※17:00点灯
https://www.kodaiji.com
圓徳院
住所:京都市東山区下河原町530
通常拝観時間:10:00~17:30(17:00受付終了)
【秋の特別拝観】
期間:2020年10月23日(金)~2020年12月13日(日)
拝観時間:10:00~22:00 (21:30受付終了)
https://www.kodaiji.com/entoku-in/
永観堂 禅林寺
住所:京都市左京区永観堂町48
通常拝観時間:9:00〜17:00(16:00受付終了)
 ※なお、本年度のライトアップは12月8日をもって終了しております。
http://www.eikando.or.jp




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