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#東京の休日 【休日シリーズⅦ】

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東京の素敵なスポットを紹介していきます。美術館、カフェ、主観多めです。
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#美術展

東京の休日 165 〜【憧憬の地 ブルターニュ】展@国立西洋美術館:フランスの最果てへの旅を〜

憧れ(あこがれ)の気持ちを意味する 「憧憬(しょうけい)」。 これを多くの画家たちに抱かせたのが 「ブルターニュ」の地です。 このフランスの最果てが テーマとなった展覧会が現在 「国立西洋美術館」(上野)で 開催されています。 『憧憬の地 ブルターニュ
―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』 2023年3月18日(土)~6月11日(日) 海の風を感じたくなる この季節にぴったりの美術展と なっておりました。 作品のご紹介の前に まずは展覧会の概要のお話を。 「

東京の休日156 〜【パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂】新春に華麗なる美術鑑賞を〜

皆さまは、美術館始め どちらに行かれましたでしょうか。 今回ご紹介する展覧会は まさに新春に訪れるにふさわしい 華麗な内容となっておりました。 『パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂』展2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日) (アーティゾン美術館にて) 今年に入り、すでに美術館へ行かれた方にも まだこれからの方にも とってもおすすめな美術展でございます。 見どころをご紹介する前に 今回の展覧会の概要のご説明を。 花の都、パリ。 その芸術の中心となってい

東京の休日 155〜【マリー・クワント展@Bunkamura (渋谷)】1960年代へ”タイムスリップ”したらミニスカートをはきたくなりました〜

『マリー・クワント展』 2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日) (Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)) とても素敵な展覧会でした。 ミニスカート、タイツ、 ウォータープルーフのマスカラ... 今では当たり前の ファッションアイテムを 世に送り出した 「マリー・クワント」氏。 彼女が時代の「当たり前」をポップに壊しながら 新しいそれを創造していった物語を まるで「タイムスリップ」するかのように 愉しめたのです。 ...そして、 会場を後に

東京の休日 144〜【アーツ・アンド・クラフツとデザイン展】ウィリアム・モリスの世界に誘われて〜

芸術の秋。 また素敵な展覧会と 出逢うことができました。 「アーツ・アンド・クラフツとデザイン  ウィリアム・モリスから フランク・ロイド・ライトまで」 2022年9月23日(金・祝日)〜12月4日(日) 「生活と美」が テーマとなったこちらの美術展。 現在、府中市美術館にて 開催されております。 その主役は、 「ウィリアム・モリス」。 イギリスを代表するデザイナーとして 草花や小鳥のあしらわれた 文様を数々世に送り出してきました。 それらを通して 彼のつく

東京の休日 143 〜【イッタラ展】@Bunkamura:伝統あるブランドの哲学に優しくふれるひと時を〜

今回ご紹介する美術展は、 「イッタラ展:フィンランドガラスのきらめき」。 2022年9月17日(土)~11月10日(木) (休館日:9月27日(火)) 現在、 Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷) にて開催されています。 「サスティナビリティー」 「エシカル」 「多様性」 などの言葉を頻繁に 耳にするようになってきたこの頃。 企業やブランドのつくる 「もの」から その背景にある 「哲学」へ 人々が関心が移りつつあるように 感じます。 さて、フィンランドを

東京の休日 138 〜【茶の湯の陶磁器展】今年リニューアルオープンした三井記念美術館(日本橋)へ〜

今年の初夏に リニューアルオープンした 三井記念美術館。 こちらの麗しきギャラリーで開催されている リニューアルオープンⅡ
 「茶の湯の陶磁器 ~“景色”を愛でる~」 2022年7月9日(土)〜9月19日(月・祝)  に足を運んでまいりました。 展覧会のご紹介の前にまずは 「三井記念美術館」のお話を。 前身となるのは中野区にあった 三井文庫別館。 「日本文化を残しながら」の開発が進む 日本橋へと場所を移し 「三井記念美術館」の名で 開館したのは2005年のこと。

東京の休日 137 〜【日本美術をひも解く展】(上野)芸術の秋の始まりに、皇室の国宝を〜

素晴らしい展覧会でした! 特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」 2022年8月6日(土)〜9月25日(日) 上野にあります 東京藝術大学大学美術館にて現在開催中です。 国宝5点を含む 豪華な展示品の多くは 皇室の美術品を所蔵する 三の丸尚蔵館 (さんのまるしょうぞうかん)のもの。 こちらの博物館は只今休業中のため リニューアルオープン(令和5年秋)まで その貴重な品々を拝見できないかと 思っていたのですが 今回ずらりと並んでいたのです! さっそく展示品を

東京の休日 135〜【クマのプーさん展】(立川)愛おしい瞬間の結晶をぜひ大切な人と〜

「プーのどこが好き?」 の問いかけから始まる 「クマのプーさん展」 2022年7月16日(土)〜10月2日(日)。 その答えのヒントとなる AtoZ(AからZまで)の並ぶ展覧会が現在、 立川の PLAY! MUSEUM(プレイ ミュージアム)にて 開催されております。 こちらの、 夏の涼やかな美術館で繰り広げられている プーさんの世界を本日はご紹介してまいります。 さっそく、本の世界へ足を踏み入れると... 冒頭でもご紹介しましたように 26文字のアルファベットが

東京の休日 #124 〜【スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち】絵画とコラボメニューで旅の気分を〜

東京都美術館(上野)で 開催中の 『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』 2022年4月22日(金)~7月3日(日) へ行ってまいまりました。 国立新美術館で開催されている 『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』 と同様に 西洋美術の歴史を丁寧に辿ることのできる 展覧会となっております。 イタリアを中心とした ルネサンス期(1400〜1600年代)に始まり オランダを中心とした バロック時代(1600年代) フランスを中心とした