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#東京の休日 【休日シリーズⅦ】

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東京の素敵なスポットを紹介していきます。美術館、カフェ、主観多めです。
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#東京

東京の休日 187 〜【マリー・ローランサン ―時代をうつす眼】展@アーティゾン美術館 :優美な才に惚れ惚れといたしました〜

「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」 2023年12月9日(土) 〜2024年3月3日(日) アーティゾン美術館 (京橋) 叶うことなら 何度でも足を運びたい 素晴らしい展覧会でございました。 柔らかな曲線 心くすぐられる色彩 ...とここまでは 想定内だったのですが 今回は 画家・マリー・ローランサンの 「優美な才」にすっかりうっかり ハートを奪われてしまったのでした。 その麗しき作品をご紹介する前に まずは展覧会の概要から。 主役の 「マリー・ローランサン

東京の休日 164 〜【大阪の日本画】展:悪魔派、船場派、なにわ風俗画に感性をくすぐられました〜

『大阪の日本画』 2023年4月15日(土)〜6月11日(日) 東京ステーションギャラリーにて。 新しい画家との出逢い、 そして新たな「大阪」のイメージの開花と とっても充実した内容でございました。 素敵な作品のご紹介の前に まずは展覧会全体のお話を。 明治、大正、昭和。 近代の大阪で活躍した 画家50名以上の作品が集められたのが 今回の展覧会です。 主に、昨年2022年に開館したばかりの 「大阪中之島美術館」から作品が来ております。 京都、東京の日本画の影に隠れ

東京の休日156 〜【パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂】新春に華麗なる美術鑑賞を〜

皆さまは、美術館始め どちらに行かれましたでしょうか。 今回ご紹介する展覧会は まさに新春に訪れるにふさわしい 華麗な内容となっておりました。 『パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂』展2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日) (アーティゾン美術館にて) 今年に入り、すでに美術館へ行かれた方にも まだこれからの方にも とってもおすすめな美術展でございます。 見どころをご紹介する前に 今回の展覧会の概要のご説明を。 花の都、パリ。 その芸術の中心となってい

東京の休日 146 〜【静嘉堂(せいかどう)文庫美術館】オープン間もない麗しの館内で秋の芸術鑑賞を〜

今月(2022年10月) 丸の内にオープンしたばかりの 静嘉堂文庫美術館 (せいかどうぶんこびじゅつかん)。 本日はこちらをご紹介いたします。 岩﨑彌之助 (いわさきやのすけ/三菱第二代社長)、 岩﨑小彌太 (いわさきこやた/三菱第四代社長)親子の コレクションからなる静嘉堂文庫美術館は 130周年を記念し 世田谷の地から移転。 新しい美術館として 明治生命館一階に開館いたしました。 実は、丸の内に ミュージアムを持つことは 彌之助氏の夢だったのだとか。 時を経

東京の休日 #115 〜【新宿】晩春のお花見とフランス香るティーハウスで桜色のケーキを〜

桜の主役が ソメイヨシノから八重桜へと 移ってまいりました。 その美しさを堪能しに 向かったのは新宿御苑。 ちょうど見頃を迎えておりました! 蕾もあるので8分咲きと
いったところでしょうか。 (4月10日のことです。) 黄色が鮮やかな 山吹も満開で。 春爛漫といった景色を味わえます。 いずれも新宿門近くのお写真です。 中の池近くでは 違った種類の八重桜も満開でした。 最新の開花状況につきましては 公式Twitterをご覧くださいませ。 新宿御苑 住所:東京都

東京の休日 #97 〜【2022年版】その美しさに魅力されたい六つの美術展〜

2022年の幕開け。 皆さまにとって それが心優しいもので あったことを願います。 さて、昨年もたくさんの素晴らしい 絵画と出逢えたことに今も深く 感謝している次第なのですが 本年も嬉しいことに各美術館では 魅力あふれる美術展が 企画されているのです。 その中で、とくに 愉しみにしているもの 六つをご紹介させていただいます。 (開催日順となっております。) 1.メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 2022年2月9日(水)~2022年5月30日(月) 国立

東京の休日 #72 〜「お花見」の余韻を味わうひと時を3つの美術展にて〜

今年の桜の開花は いつになく早く 「満開を見逃してしまった」 という方もいらっしゃるのでは ないでしょうか。 そんな皆さまにおすすめしたいのが 美術館での「お花見」です。 お花がテーマとなっている麗しい 展覧会を3つご紹介します。 一つ目は、 『美術館の春まつり』 2021年3月23日〜4月11日。 東京国立近代美術館(北の丸公園)にて 現在開催されています。 重要文化財にも指定されている 川合玉堂の《行く春》。 高さ2m近く、幅4mほどの大作なのだそう! と

東京の休日 #65 〜大人の"バレンタイン"デートにしたい6つのこと〜

しんと冷える冬らしい日が続きますね。 この寒さの中で、待ち遠しくなってしまうのが 心あたたまる「バレンタインデー」 ではないでしょうか。 ハートフルなこの日に愉しみたい 6つのことをご紹介します。 (展覧会や映画中心です!) 1.パリの風景を愛でる 2.フレンチ・ラブストーリーを堪能する 3.「愛」について考える 4.パリの「香り」にふれる 5.きらきら輝くアートに出会う 6.優しい日本の景色を味わう 1.パリの風景を愛でる まるでパリをお散歩している 気分になれる

東京の休日 #60 〜『東山魁夷と四季の日本画』年の瀬は心にふれる風景とともに〜

今年は海外へ出かけることが 難しかったこともあって 「日本」をより濃く感じた一年でした。 その中でも、四季の美しさは とくに心にのこったことの一つ。 このような年の締めくくりとして 訪れてよかったなと感じているのが 今回ご紹介する 【特別展】 東山魁夷と四季の日本画です。 みどころは、なんといっても 東山魁夷(ひがしやまかいい) 「京洛四季」4点が並んでいる光景です。 春夏秋冬すべてが揃うのは 実に4年ぶりのことなのだそう。 柔らかな春、 生き生きとした夏、 色

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東京の休日 #59 〜チョコレート日和な冬の夕暮れに丸の内「PALET D’OR(パレドオール)」で贅沢なココアを〜

東京の休日 #55 〜2020年の冬にしたい7つのこと【芸術篇】〜

街中ではクリスマス 
イルミネーションの点灯が始まりましたね! クリスマスから新年までの この彩りあふれる季節に 愉しみたい7つのことを今回はご紹介します! 1.『くるみ割り人形』を鑑賞する 2.絵画で「旅」をする 3.東西の美を愛でる 4.レオナルド・ダヴィンチの世界を覗く 5.日本の四季を絵画で味わう 6.日本の国宝を拝む 7.ニューイヤーコンサートで新年のお祝いをする 1.『くるみ割り人形』を鑑賞する 100年以上の歴史あるこちらのバレエ演目は クリスマス気分を

東京の休日 #41 〜日本橋千疋屋で今年最後の夏の想い出を〜

東京の休日 #35 〜絶品のパンを素敵な空間で堪能できる大人なベーカリー&レストラン〜

実は、ごはんよりパンが好きなのです。 ヨーロッパへ旅行に行っても 日本食が恋しくならないのは そのせいかもしれません。 バターたっぷりのクロワッサン、 香ばしいバゲット、 かむほどに甘みを感じられるハード系のパン。 フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ スイス、ベルギー、オランダは そんなパンで溢れていました。 日本でも美味しいパンを探すのが 趣味の一つになっています。 そんなヨーロッパのパン好きなわたしが 惚れてしまったのが 沢村のパンです。 以前から時々、

東京の休日 #31 〜ロクシタンカフェで甘い夏の午後のひと時を〜