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#東京の休日 【休日シリーズⅦ】

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東京の素敵なスポットを紹介していきます。美術館、カフェ、主観多めです。
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#美術館

東京の休日 188〜【Gucci Visions展】昨年オープンの「グッチ銀座 ギャラリー」、春らんまん♡でございました〜

またひとつ銀座の街に高貴な 「アートスポット」が 誕生いたしました。 「グッチ銀座 ギャラリー」 https://www.gucci.com/jp/ja/st/stories/article/gucci-visions-ginza 銀座四丁目にございます 「グッチ銀座」の6、7階に オープンしましたこちらのスペース。 Gucci/グッチの世界を 「体験できる」ギャラリー、 また、 Gucci/グッチと アーティストやクリエイターの方々が つながりを育む場となっており

東京の休日 186 〜【⁡ハッピー龍リュウイヤー!静嘉堂@丸の内】辰年の「美術館始め」、龍彩る至宝を愛でてみませんか?〜

⁡「ハッピー龍リュウイヤー! 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」 2024年1月2日(火)〜2月3日(土) 静嘉堂文庫美術館(丸の内)にて。 「辰年」を迎えたことを 華やかに奥深く⁡体感できる 展覧会でございました。 龍のイメージの広がる この龍“七変化”に すっかり魅了されてしまいました! ⁡ (上記「暗くも…淵に潜る」は 中国最古の漢和辞典『説文解字(せつもんかいじ)』 にある『龍』の解説の一部です。 今回展示されております。) さっそく作品を ご紹介してまいります。

東京の休日 176〜【インド細密画@府中市美術館】神々の恋模様とカレーを愉しんだ秋の日のこと〜

明日10月7日(土)からは 三連休ですね。 どこへ行こうか迷われている方も 多いのではないでしょうか。 おすすめは 現在「府中市美術館」にて開催中の 『インド細密画』展。 2023年9月16日(土)〜 11月26日(日) 日本画、西洋画ともまた違った 面白い世界が広がります。 まずは 「インド細密画」のご説明から。 16世紀後半から19世紀半ばにかけて 宮廷で愉しまれていたのが この「細密画」。 一辺20cmほど、 ちょうど手のひらくらいのサイズの 小さな絵です

東京の休日 173 〜【銀座】秋のおすすめ!アートを巡るスポット3選(入場無料です♡)〜

芸術の秋が やってまりました! お散歩にも気持ちの良い季節。 ということで今回は 銀座の街を歩きながら 気軽に「アート」にふれることのできる スポットを三つご紹介いたします。 (すべて入場無料です。) 1.POLA MUSEUM ANNEX  ポーラ ミュージアム アネックス (銀座一丁目)日本の化粧品ブランド 「POLA/ポーラ」の運営する美術館です。 箱根の「ポーラ美術館」へ 足を運ばれたことのある方は 多いのではないでしょうか。 ポーラ創業家二代目の 鈴木

東京の休日172 〜【虫めづる日本の人々@サントリー美術館】鈴虫鳴き、蛍舞う優美な展覧会でした〜

秋らしさが日に日に ましていくこの頃。 《画本虫撰》(部分) 喜多川歌麿 二冊のうち下 天明8年(1788) 古の風流人たちは この時をどのように 味わっていたのでしょうか。 その一端のわかる 展覧会を本日はご紹介いたします。 虫めづる日本の人々 2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝) サントリー美術館(六本木)にて。 「虫」が主役のこちらの展覧会。 読み解くキーワードが こちらの三つとなります。 まずは、 ・虫に委ねる「恋心」/『源氏物語』『伊勢物

東京の休日 150 〜【デミタスカップの愉しみ】和洋の麗しさがぎゅっと詰まった展覧会でした〜

会期終了間際に 訪れた 『デミタスカップの愉しみ』展 (2022年9月17日(土)ー11月27日(日) 八王子市夢美術館にて) とっても素晴らしかったので ご紹介させていただきます。 (あと一日しかない タイミングとなってしまい 申し訳ありません!) フランス語で 「小さなカップ」を意味する 「デミタス」。 濃いコーヒーをいただくための カップではありますが あまりに麗しく美術館で 鑑賞するのにぴったりのものでした。 実は今回展示されている デミタスカップ。

東京の休日 148 〜【竹内栖鳳(たけうちせいほう)展】うぐいすの歌声、猫の匂い、五感で愉しむ動物たちとの秋〜

絵と心で向き合いたい。 そんな時に訪れたくなる 「山種美術館」(広尾)。 現在開催されている 『【特別展】没後80年記念 竹内栖鳳(たけうちせいほう)』 2022年10月6日(木)~12月4日(日) がとても素晴らしかったので ご紹介させていただきます。 まずは、主役の 竹内栖鳳(たけうちせいほう) (1864-1942)のお話から。 明治から昭和にかけて 京都を中心に活躍した日本画家。 日本の伝統を受け継ぎつつも、 1900(明治33)年に パリを訪れたことを

東京の休日 146 〜【静嘉堂(せいかどう)文庫美術館】オープン間もない麗しの館内で秋の芸術鑑賞を〜

今月(2022年10月) 丸の内にオープンしたばかりの 静嘉堂文庫美術館 (せいかどうぶんこびじゅつかん)。 本日はこちらをご紹介いたします。 岩﨑彌之助 (いわさきやのすけ/三菱第二代社長)、 岩﨑小彌太 (いわさきこやた/三菱第四代社長)親子の コレクションからなる静嘉堂文庫美術館は 130周年を記念し 世田谷の地から移転。 新しい美術館として 明治生命館一階に開館いたしました。 実は、丸の内に ミュージアムを持つことは 彌之助氏の夢だったのだとか。 時を経

東京の休日141 〜【東京国立博物館】晩夏のトーハクで涼し麗しいひと時を〜

残暑厳しいこの頃。 作品保護のために 涼やかさがたもたれている 美術館・博物館に一歩足を踏み入れると ほっとした気分がいたします。 さて、今回ご紹介するのは トーハクの名で親しまれている 「東京国立博物館」。 そのおすすめな点はこちらです。 ・館内の麗しさ ・ゆったり名作を愉しめること ・レストラン「ゆりの木」 ・館内の麗しさ 本館を手がけたのは 建築家・渡辺 仁(わたなべ じん)氏。 銀座・和光、ホテルニューグランドなどの他の 渡辺氏の昭和の名建築同様、

東京の休日#133〜【自然と人のダイアログ展】国立西洋美術館の素晴らしきコレクションに魅了されました〜

今年リニューアルオープンした 国立西洋美術館(上野)。 これに際し開催されているのが 『国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ
フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで』 です。 今回のテーマは 「対話(ダイアローグ)」。 言われてみたらどの作品も 「対話」から生まれているわけなのですが たとえば 画家が「自然」を見、聞き、感じ描くことも 画家が(自然の一部である)自分自身と 向き合い描くことも こちらの展覧会で体感できる 「対話」を、

東京の休日 #132 〜【ガブリエル・シャネル展】世にも美しいドレスの祭典へ〜

ファッション好き アート好き 双方の方が愉しめる展覧会が現在 三菱一号館美術館(丸の内)にて 開催されております。 『ガブリエル・シャネル展  Manifeste de mode』 2020年〜2021年にかけ パリで開催されていた 『Gabrielle Chanel. Fashion Manifesto』展の 国際巡回展のこちら。 60点近いスタイルと 香水、ジュエリーが展示されております。 見どころは、 ・普遍的な美しさ ・ドレスとジュエリーの比較 ・シャネ

東京の休日 #120 〜『大英博物館北斎』展:富士、花鳥画、美人画、肉筆画に唸りました〜

大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに― 2022年4月16日(土)~6月12日(日) サントリー美術館(六本木)にて 始まりました。 「驚き」に溢れる展覧会と なっております。 江戸時代後期を代表する 浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)/ 1760〜1849年。 《冨嶽三十六景 凱風快晴》 や 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》  など富士山を主役とした作品が よく知られているかと思います。 今回の展覧会では、 その富士の豊かさに圧倒されながら 花

東京の休日 #119 〜「燕子花図屏風の茶会」展:庭園で和菓子とお抹茶とお花見を〜

特別展 「燕子花図屏風の茶会 昭和12年5月の取り合わせ」 2022年4月16日(土)~5月15日(日) 根津美術館(南青山)にて 始まりました。 国宝や重要文化財などの名作にふれたい方、 茶道に興味のある方、学びたい方、 初夏の香りを感じたい方へ とくにおすすめの展覧会と なっております。 国宝や重要文化財などの名作にふれたい方へ 国宝 尾形光琳(おがたこうりん)
 《燕子花図(かきつばたず)屏風》に 重要文化財 円山応挙(まるやまおうきょ)
 《藤花図(ふじ

東京の休日 #116 〜シダネルとマルタン展:薔薇の村と南仏への旅のようでした〜

『最後の印象派、二大巨匠 シダネルとマルタン展』 2022年3月26日(土)〜6月26日(日) SOMPO美術館(新宿) まるでフランスへ旅しているかのような
 気分を味わえるのです。 館内をご紹介する前に まずは主役の二人のご紹介を。 アンリ・ル・シダネル(1862 – 1939) フランスの「北」を舞台に活躍した画家です。 薔薇の村・ジェルブロワと ヴェルサイユを好み居を構えました。 優しい色合いの作品が特徴です。 アンリ・マルタン(1860 – 1943)