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舞台「スマホを落としただけなのに」アンコール公演を終えて

舞台「スマホを落としただけなのに」
2021.6.9〜14@日本青年館ホール 

ただの私の覚書です、長いです。

私の中でなかなか毒舌で厳し目、NOお世辞な仲間が観に来てくれてドキドキしていたのですが…
終演後すぐに「すっごい面白かった!!」と連絡をくれて、とてつもなく嬉しかったです。
あぁ、本当に楽しんでくれたんだなぁ…と。
本はもちろん、キャストの皆様が本当に素敵だからこそ届ける事が出来たのだと心底思います。
舞台上にいてもそれぞれの魅力がバシバシ伝わって来て皆の事をどんどん好きになるし、毎回違う物が届いてきてワクワクするし…最高の座組みです。

辰巳さんと浜中さん2人のシーン。
呼吸や動きが見事に毎回違って…
木下としてなのか高畠としてなのか、一瞬も聞き逃したく無い、一瞬もこの空気を逃したくない、と言う気持ちでずっといました。
客席で観たい気持ちと同じ舞台で感じる事が出来ている喜び…私の中が大渋滞の時間。

座長の辰巳さんはとても熱い方で、心底演劇と作品とカンパニーを愛してくれている事が毎日ひしひしと伝わって来ていました。舞台裏でも常に皆を鼓舞していてくれて、またこの座長のカンパニーで集まる事が出来て本当に幸せです。

浜中さんは常にフラットな方で、辰巳さんとのバランスが絶妙でした。普段からハチバンのような雰囲気を漂わせているものの、やはり幕が開いてそこにいるのは浜中さんではなくハチバンで…もっとずっと見ていたい方。

原田さんはムードメーカーで、遊び心も満載で、いつも皆を楽しませて下さる兄貴的存在でした。そして、この方がいるなら大丈夫と思わせてくれる安心感。劇中の昭和スタイル、高畠はとても好きです!!

ノリックこと佐藤君。頼りなさと誠実さがいっぱいで本当に魅力的な人でした、根っから富田誠!ノリックの富田、大好きなんだよなぁ…台詞なのかそうじゃないのかよく分からなくって。アドリブのシーンでの素が出ちゃう所もそれはそれで富田でした。

スマホ女子ーず。

後ろの3人は謎のポーズだし、私は自分のスマホなのに目線変だし。去年に続き居心地が良過ぎるメンバー。

こんな先輩がいるなんて扉座は何と素晴らしい劇団か…と心底思っている伴ねぇは、お茶目で雰囲気を和らげてくれて頼れる存在。演出でも話し合った訳でも無いけれど、何度か劇中で伴ねぇとアイコンタクトを取る場面があって、とても好きな瞬間でした。

由海ちゃんは2人きり楽屋でいつも私の下らない話を聞いてくれたり、果てしなくリラックス出来る存在。劇中では物語の核とも言える役柄で、精神力をとても必要としていただろうに…!由海ちゃんだからこそのマユ、素敵でした好きでした。

聖来は乃木坂の仕事も忙しい中、皆を明るく照らして癒してくれて、作品でも座組みでもヒロイン的存在。そんな聖来が初の選抜と言う事で買わずにいられなかったCD。

共演者の特権を最大限に利用して
世界で1枚のCDになりました☺︎へへへ。

聖来は20歳と言う若さで本当にしっかりしていて…抜けてるかと思いきやちゃんと考えているし、ちゃんと周りを見ているし、賢い。出番直前に「どうしよう、全然緊張してない」と言ったりアドリブの対応力…絶対にビッグになる!!人を惹きつける魅力満載、皆が愛したヒロインでした。これからも推し続けるよ!

そうそう、今回いつの間にかアドリブ(しかも日替わり)が散りばめられていたのですが…
※前回はこんなに変わって無かったはず。
聞けば、どの方々も打ち合わせ無しでされていたとか。それって、本当に信頼関係が無いと出来ない事だよな…としみじみこのカンパニーの結束力を感じたのでした。

私も1箇所そんなシーンがあって、思い返せば「今日は何が来るんだろう…」とドキドキした記憶は無く、あくまでその世界の中での出来事と言う感覚で。毎回そのシーンになって「何かな!」と役として普通ワクワクしていたなぁと。楽しかった。

辰巳座長がよく「役を生きる」と言う言葉を使っていたのですが、改めて考えると木下と言う人物の時は高畠でいる時には人前では絶対にしない表情を平気でしていたし、歩き方や声のトーンも自然と変わっていたし…ちなみにこの写真は完全に高畠です。

高畠は履かないピンヒール。
7cm盛らせて頂いておりました。
膝上スカートピンヒールは演出横内さんの拘り。

日本青年館の楽屋が本当に素敵で。
1つ1つの部屋に名前が付いているのですが、そのイメージのステンドグラスランタンが飾ってあるし、何とその木材が使われているのです。凄くないですか!?小屋入りした初日、伴姉と1つ1つじっくり見て回りました。

TOPの写真は世界に1冊のアルバム。
主催のニッポン放送さんが1人1人に作って下さいました。こんなにも愛に溢れるプロデューサーさんがいるなんて、大感激。
本当に、ありがとうございます。

今回はアンコール公演と言う事で奇跡的にキャストが1人も違わず、しかもスタッフさんもほぼ同じで、実現して下さったニッポン放送さんには感謝しかありません。
やはりお客様の前で、お客様と同じ空間で、公演が出来るって幸せだ。
大阪公演は今回も叶わずだったので…
きっとまたっ!!!!!!!

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