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【大学の話】いろんなところで新歓やってら

大学のInduction Weekが始まった。

イギリスの大学というのは9月に学期が始まる。と言いながらも、9月末までは授業が始まらなくて、それも1学期の1週間目は新入生歓迎Weekなので、我々2年生以上の人たちはあんまりやることがない(その隙を狙ってボスキャリの準備をしているわけだ)。

King's College London & LSE

それは私も例外ではなくて、Induction Weekの裏で用事があってホルボーンに向かった。ホルボーンといえば、King's College LondonとLSEというロンドン大学のいいところが揃っているエリアである。

King's Collegeは大通りに面した入り口で、LSEは小径を少し入ったところでそれぞれ新入生歓迎会をやっていて、どこも変わらんなあ、と思う。LSEの学生が皆賢そうに見えたのは、明らかなバイアスだと思う。

LSEの新歓通り

新年度の風物詩といえば、中国人に中国語で話しかけられることである。今日もLSEの前で人を待っていたら、中国語で話しかけられたので「ごめん、私中国語喋んないんだわ(何がごめんなのか?)」と返したら、英語に直して「King's Collegeってどこ?」と聞かれた。LSEの前に立ってるUCL生がKCLのキャンパスマップを頭に入れてると思うなよ、と思いつつも、用事があって行ったばかりだったので道案内して差し上げた。

何も躊躇うことなく道案内ができるようになっていて、いつの前にか君は成長したんだね、と思う。道を渡ってまっすぐ行って左手側、大きな建物の前に赤い旗が立ってるよ。そこの信号壊れてるからちょっとまっすぐ行ってから渡るといいよ、気をつけてね。

UCL

そのまま用事が終わった後も先輩とぶらぶら歩いて、UCLのメインキャンパスにきた。ロンドン大学群の中で唯一キャンパスらしいキャンパスを有する弊学は、大学の前で仮設ステージを立ててお祭り騒ぎをしていて、文化祭の延長みたいだな、と思う。

イギリスの大学は文化祭というものがないので、その分こういうところではっちゃけるんだろうか。それから、入学してから思ったけど、うちの大学は元々結構パリピ気質なのだと思う。大学自体が大きいし。

UCL

SOAS

SOASののぼり

そのままぶらぶらと歩いて、SOASに来た。SOASはUCLの横っちょから出たところにある。ジョージ・ウォーウェルの1984の真理省のモデルになったロンドン大学全体の図書館の根本にある。

初めて入れてもらったキャンパス中は「ここに来れば大学があります」という感じで(UCLは大きなキャンパスはあるものの、あのキャンパス内で教えているのは理系学部・地理学部くらいのもので、その他は全て各々近隣のビルの中で授業をしているのである)、なんだかいいなあ、と思ったのだった。隣の芝は必ず青く見える。

「新歓やることね〜」とか言いながら、結局いろんな大学の新歓を覗き見して楽しんだのだった。よかったね。

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