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【スウェーデン日記】#5: 授業と市内

7月5日:授業1日目であった。

目が覚めると外は晴れていて、初めて晴れた日のゴッテンバーグを見ることになった。日差しが強めて明るい。5月のロンドンみたいな感じだ(7月のゴッテンバーグを5月のロンドンで例えるのはあまり良い考えではないかもしれない)。昨日教えてもらったバス停からバスに乗って、大学方面へ向かう。
バスは片道450円くらいである。イギリスやドイツと大して変わらない。前から乗って、降りる前にSTOPボタンを押せば良い。降りる時も何かタッチするのかと思ったが、区間内は一定で良いらしい。周りの人をじっと眺めていてわかった。

移民政策と持続可能な成長目標を関連づける方法について学ぶことになっている。初日の授業は先生がハイテンションだった。大体25人くらいの教室だから、普段のセミナーよりはちょっと大きいけれど、普段の講義よりはちょっと小さいみたいな微妙なサイズ感だ。授業のイントロみたいな感じで、ストリート・レベルの官僚の話が出てきて、リプスキーじゃん!と嬉しくなった。

授業のあとは、全体で大学の周りの散策。大学は思ったよりも街のど真ん中に位置しているらしかった。街自体は全然大きくないが、煉瓦造りの(それも赤っぽいレンガではなくて、白っぽい煉瓦に石畳だ)可愛らしい都市だと思う。少し歩いたところにフード・マーケットがあって、そこでシーザーサラダのラップを買ってお昼ご飯にした。ラップにするかボウルに入れるか選べたのでラップにしたけれど、間違っていなかったなと思う。

同じクラスのドイツ人の女の人と一緒にいた。この前大学が終わって、今大学院に出願しているのだという。去年の出願でアドミットされなかったかららしい。あ〜やべやべ、私も書かなきゃと思う。

大学の図書館に居座ることにする。溜まっていた書類などを片付ける。英国政府からの奨学金みたいなのをもらうために必要な書類にサインを貰ってスキャン、所属先大学に送りつける。インターンのお断りを申し上げる。インターンの保険パッケージを再度検討する。など。大学の図書館はおそらく教育学部のもので、絵本等を含め教育のための素材が揃っているように見える。

ちょっと気が滅入ってきたので、街に散歩に出かけた。街にはたくさんのセカンドハンド・ショップがある。色々なものが揃っているの裏返しは、欲しいもののドンピシャはなかなかないであるが、見て回る分には面白い。

てくてくと歩いて、結局H&Mでコートを一枚買った。あまりにも寒いから。スウェーデンで晴れ間を見たのは今の所今朝だけで、それも夕方には雨が降り始めた。この国の人はちゃんと傘をさすので、いつも結構しっかり雨が降るんだろうなと思う。街には可愛い雑貨屋みたいなものとセカンド・ハンドショップが並列していて、消費経済と再利用精神の共存が面白いなと思う。

必要物を色々と買ってみて、歩き疲れたので大学に帰ってきて、忘れないうちに大学院進学用のCVを書いた。書き始めたけれど、デザインを一新したあたりで疲れてきて、帰りに洗濯のためのカプセルと豆菓子を買って帰った。さっきシーザーサラダを食べていても思ったのだけれど、この国の食べ物は塩味が濃い気がする。

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