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【スウェーデン日記】#1 スウェーデンに行きます、お金を集めました、以上。

※トップの画像は「ロンドン・ヒースロー空港で取ったスモーク・サーモンとクリーム・チーズ」の写真であり、スウェーデンとは全く関係がありません。

2023年7月3日から8月9日まで、ほぼ1か月間、スウェーデン・ゴッテンバーグ大学のサマースクールに行くことにしました。学費は大学が出してくれて、追加で奨学金£300(大学から)と£950(英国政府から)をもらって行くことになりました。


これで飛行機代と寮代はカバーできたので、嬉しくてここに書く。イギリスという国は妙な国だ。馬鹿みたいにたっけ〜〜学費を徴収している代わりに、一回学費を払って仕舞えば私は’full time student’となって、英国の大学の一員となる。だからうちの大学的に言えば、「ワタシをスウェーデンに送り出す」ことは、ワタシの個人的デベロップメントだけではなくて、大学のグローバルさとイギリスのグローバルな将来に貢献することにつながるらしい。その辺のイギリス人を捕まえて「私日本人なんですけど、今度イギリス政府のお金をもらってスウェーデンに行くんですよね」と言ったらボコボコにされるんじゃないだろうかと思う。いや、されるだろ。

だけど同時に、弊学が、もしくはロンドンがグローバル・ユニバーシティだったりグローバル・シティだったりを自称できるのは、私がこの国に日本人であるマイノリティとしているわけで(それでたっけえ学費を払っているのだからどうかとも思うが)、Win-Winの関係なのかなあ、と思う。マルチ・カルチュラリズムの担い手にはいつも葛藤が付きまとう。


去年シンガポールに行ったとき、その学びは大きく3つに集約された。いち、大学の勉強を通して、東南アジア諸国の視点から国際開発に対する視点に触れたこと。日本のそれともイギリスから見た中国に対する批判的な視点とも異なっていたのが興味深かった。に、博物館等での日本の植民地支配に対する展示をたくさん見て、同時に「日本人である」から優しくしてもらった経験を胸に抱いて、植民地支配の歴史と嫌悪感情は必ずしもつながるものではないことを改めて感じたこと。さん、私自身がシンガポールの人の温かい接客や人柄に触れて、そういう「外国人のファーストコンタクト」になる部分は、国家のイメージを形成する上ですごく大事だと感じたこと。

追加で、ゴッテンバーグ大学の学生に会ったことがあった。シンガポールのサマースクールには、ゴッテンバーグの国際関係論学科から学生が来ていて、それで初めてスウェーデンでも英語で教育を受けられることを知った。合わせて、スウェーデンという国はSDGやジェンダー・イクオリティ先進国であり福祉国家であり、異なる政治文化を持つとされる国である。せっかくだから行ってみたいな〜と思っていたところで、大学の Tuition Free Summer Schemeにゴッテンバーグが載った。これは弊学の代表みたいなのに選ばれれば、学費無料かつオファーを確約した状態でサマースクールに参加できるというそれである。私の日本人の知り合いも応募していたので少し気まずかったが、私は無事席を勝ち取り、スウェーデンに行くことにしたのだった。

というわけで、去年同様Noteに色々と書いていこうと思います。楽しみだね〜〜〜〜〜。

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