【日記】6月1日・大掃除
いいじゃん。
大掃除をした。
別に大掃除をしようと思ってした訳ではなくて、他のやるべきことがいっぱいあるのをわかっていて、同時にそれのいずれにも手を付けたくなくて、その結果の妥協としての大掃除をした。
テスト前に部屋の片付けをしてしまうアレである。
奨学金の報告書(複数枚)、サマースクール①のコピーライト、サマースクール②議事録の確認、奨学金の申請、国際法の講義の理解。SNSの返信。学生団体のオペレーションの改善。交換留学の学生登録。諸経費の支払い。そういうことをやらねばならないのをわかっていて、それでも尚いちにちを無駄にしたわけだ。朝少し遅れて目覚めて、昨日お弁当のために作ったもののリュックサックの中でぐちゃぐちゃにつぶれたたまごサンドをトーストして朝ご飯にして、シャワーを浴びて、そこまでしてもやる気にならんな、と早々に諦めた。
手持ち無沙汰にとりあえず、本棚から不要になった書類類を除いた。大学1年生が終わって、もしくは日本から帰国したりなんだりして、いらなくなった書類が数多。個人情報を除いて再生紙へ。Covid Passport、テストの陰性証明、必要書類のコピー。
どこかの段階でバラそうと思っていたレゴブロックをバラした。バラしたピースのサイズをざっくりと分けてマスキングテープで名前を分別した上で箱に戻す。キッチンペーパーとティッシュで埃をとりながら。レゴ外しを持ってしても右手の親指の爪がやられた。元々バイトのおかげで指先がかさついているのに、散々な仕打ちである。レゴブロックを触っている時は楽しい。組み立ていようが、バラしていようが、眺めていようが。
レゴを除いて、本棚に余裕ができた。本棚の埃を払った。本棚はできる限り余白がある方がいい。そう思いながら、3冊目に突入した簡易アルバムとカメラを並べた。レゴを触っている時間と同じくらい、自分が撮った写真を整理したり、アルバムにまとめたりしている時間が好きだ。
本棚の2段目に目を移して、2年まるまる使っていないまま陳列されていたイヤリングに目を留めた。コロナでマスクをするようになってから、2年以上である。毎日使っているのは、日本の母から奪い取ってきた大ぶりのネックレスとピンキーリング2本だけなので、他のものはまとめて処分することにした。元々高くて300円。2年使っていなかったらもう多分一生使わないし、朝何も考えずに同じネックレスと腕時計を付けるのが日常になってしまった。今までありがとう。イヤリングをかけていたところに腕時計を掛けて、強引に空白を埋めた。
ついでに机の周りの文房具をまとめたり使いやすいように配置換えをして、途中でアロマを焚いたり洗濯を干したりしながら、掃除を続けた。なんか思い出、みたいなものや写真を捨てたり再生紙に回したり、再生紙を束ねたり、なぜか取ってあった空袋やら空き箱やらを捨てたり。どうしてこんなものを取ってあるんだ、というものばかりで、もはや呆れながら捨てる。
その勢いでクローゼットをひっくり返して、去年着なかったセーターを並べて頭を抱えた。肩が凝るから着られないセーターやら、毛玉がそこそこついてきているような気がするセーター。嵩張るから置いておきたくはないけど捨てるのはなんだか忍びない。完全に処分するしかないものだけ分けて置いて、リサイクルセンターに持っていくことにした。
化粧品。数年前からう〜〜〜〜ん使えるかも、くらいの気持ちで放置していたファンデーションがカピカピになりつつあったので、申し訳ないが処分。旅行用の小分けケースも着色が激しいので廃棄。お気に入りだが、刺激が強すぎて弱っている時につけると涙が止まらなくなるアイシャドウは保留。もう4年くらい使って底が見える部分が広がってきたし、もうちょっと肌に優しくて発色が良いものに変えた方がいいのかもしれないけれど、今これを捨てると瞼に付けるものが無くなるし、かと言ってアイシャドウを買うお金は無い。シンガポールから帰ってきたらまた貯め直しの生活だ。
ベットの下をクイックルワイパー(的なもの)で拭いたら、拳2個分くらいの埃が取れた。もうちょっと真面目に掃除した方がいいな。アレルギー体質じゃなくてよかった。
ついでに風呂掃除とトイレ掃除もして、まあまあまともな大掃除になった。お風呂に置いているシャンプーとかに滑りが付くのが気になっていたので、吊り下げたカゴに立てておくことで浮かせる収納を実現。
突発大掃除もしくは大廃棄においては、なんでこんなのが取ってあるんだ、の連続である。たった2年しかこの辺りには住んでいないのに。
もうちょっとシンプルな暮らしを送れたらいいな、と思いつつ。
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