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10ヶ月間の交換留学日記#4+留学先での就活の話


1.留学9ヶ月間が終了

 こんにちは。私は2023年9月から10ヶ月間ハンガリーに交換留学をしている者です。現在は2024年5月の下旬ということで留学期間の5分の4が終了しました。授業期間も終了し、現在は期末テスト期間です。今回は現在の私の心境について書いていきたいなと思っています。
 私は2023年9月1日にハンガリーに到着して以来一度も日本に帰っていません。一時帰国できる機会はたくさんありましたが、航空券が高いこと、10ヶ月間まるまる外国で生活しきるという目標?のようなものがあったので日本に一時帰国するという考えは一切ありませんでした。しかし、4月に入ってから無性に日本に帰りたくなることが多くありました。留学8ヶ月目にしてホームシック?!?という稀な現象がおきていたのです。日本が恋しいというよりは日本食が恋しいというのがひとつの原因だと思います。ヨーロッパには○○家や○○製麺など安くておいしい和食チェーン店はありません。(○○製麺はロンドンにはあるようです)。和食が食べたいのならば、自炊するか高額なお金を払ってブダペスト中心部にある日本食屋さんに行くしかないのです。どこの国でもそうだと思いますが…。
 もうすぐ6月になるため、帰国直前期になってきたのもあり日本への恋しさは今のところゼロです。できればもっとヨーロッパに住んでいたいというのが今の私の正直な気持ちです。Note内で「日本と海外のちがい!!」という記事はいくつも見かけますが、それらを書いていらっしゃる方々はみな日本国外に住んだことのある方々であるため、説得力があり、たくさん共感できます。特に、ヨーロッパという地域(私が今住んでいるハンガリーも)はなにかといい意味でテキトーで、誰一人周りの目など気にしておらず、各々が個性のある生き方をしています。とてつもなく精神的に生きやすいです。バスの中で水分補給をするようにワインを飲むハンガリーボーイ、誰かと通話しながらげらげら爆笑し、運転をする(ちょっと怖い)スウェーデンの運転手のおっちゃん、昼の3時から公園でビールを飲みだすドイツ人ティーンズ(ドイツでは16歳からビールの飲酒可)。私が注文をしているにもかかわらず他のお客と談笑しているハンガリー人のおっちゃん(1回その談笑をやめなさいよ笑)、などなど。。ほとんどの人が同じルートをたどりみなで一緒に手を取り合って協調(同調)して生きる日本。学歴の高い大学に入り、大企業に入り安定した生活を手に入れることが勝ち組などと言われる世界。果たしてこんな窮屈でだれも反論できないような社会に生きていて幸せなのだろうか。必死に働いてもアメリカの半分の給料しかもらえず、一生懸命働いた結果うつ病になる。しかし、ヨーロッパに住んでみて日本のいいところもいっぱい発見しました。日本は食べ物のおいしさが半端じゃないことです。しかも割とお手頃価格でおいしい食べ物が食べられます。ハンガリーではおいしいものを食べようと思うならば高いお金を払う必要があります。しかも、おいしくない料理屋はまったくおいしくなく当たりはずれが激しいです。日本は、公共のシステムがきっちりしている、人の信用度が高いところは快適に不安なく暮らせる要素の1つだと思います。私には信頼しているとても大好きな友達や家族が日本にいます。しかし精神的に病む人や正規ルートから外れてしまったためにろくな職が見つからない人などなど。だからこそ、日本がもっとみんなが精神的に幸せに暮らせて、多様な考え方で今幸せじゃない人たちを助けられる柔軟な社会になるといいなと心から思っています。
私は日本のことは大好きです


2.留学先での就職活動について

  私はハンガリーに留学中であるため、オンラインでしか就職活動ができません。欧州地域の留学生向けにロンドンキャリアフォーラムという就職イベントがありはしますが、ボストンなどに比べ非常に出展社数が少なく、業種に偏りがあったため私は参加しませんでした。今年の2月頃に自己分析など自分でできることをやり始め、オンラインで就活エージェントに相談しながらESを書き、興味をもった会社に何社かエントリーしました。結果、1社から内定をもらいました。しかし私の最も行きたい企業ではないため、期末テストが終わったらまた就活を再開し、帰国後もやる予定です。
 ここでいくつか留学先で日本企業を受けた際に気づいたこととしんどかったことを書きたいと思います。まず、留学している人はみなわかっていることですが時差の大変さです。ここは日本と-7、-8時間時差があるため、会社説明会や面接が深夜3時~朝9時に始まります。それのせいで昼夜逆転生活に多々なりました。2つ目に、留学をしていることが新卒就活においてあまり強みにはならないことです。もちろん英語力を必須としている会社には強みになることもありますが、それを必要としているのはほとんどが外資系企業のみだと思います。だから、留学してその経験からどのような強みが得られたか、留学を経験したことにより得た知識や能力がどうその会社に活かせるのかなどを語る必要があります。また、日本で就活をしている日本人就活生と比べると圧倒的に不利な立場にあるため精神的にきついと思います。
 また、必ずしも留学先で就活をする必要はないのではないかとも思いました。もちろん、帰国してからだとほとんどの企業の募集や選考は終わってしまっています。しかし、みなと同じルートをたどる必要はまったくないと感じます。どうしても人気大手企業に入りたいという強い意志がある人はやる必要がありますが、企業規模にこだわらない人は帰ってからでも間に合うかと思います。ここで私はたくさんのいろんな生き方をしている人たちに出会いました。こうあるべきだという言葉に惑わされて、恐怖を感じてしぶしぶ就職活動を始める人もいます。しかしもっと自分の将来についてじっくり考え、周りの人とまったく違う選択肢をしてもよいのではないでしょうか。。。

私は帰国後も就職活動を続けます!!私と同じ境遇の方、就活生の方、あまり頑張りすぎずマイペースにいきましょうね~


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