恋愛小説 巡る恋

またあなたに必ず会う。

はじまりはベタな感じだったよね。
俺が急いで駅まで走ってて曲がり角であなたがぶつかってきて

ごめんなさい!!2人で謝ってさ、面白かったね。
ついでにあなたはコーヒーなんて持ってたから俺コーヒーまみれ笑

えー俺これからデートなのに😭

って気持ちだったね。

あなたはどうしてもクリーニングするからって俺に連絡先を求めてきたね。

それがあなたの計画だったんだもんね、、

あなたの事よく見て思った、大して可愛くはなかったし髪型も地味な黒でまとめ髪、化粧っ気もなかったし、痩せているわけでもなくて、背も中途半端に高いし、めんどくさいなって笑

でもさ、一応ライン教えたんだよね

その後ラインして後日会おうってなった。

地元の駅で待ち合わせ。

あれ??

お待たせしました!!
あなたは平謝りしながら近づいてきた

ん?誰ってくらい雰囲気が違った、髪は綺麗に巻かれていて化粧はばっちり、ここでぃーるのコートに身を包んでオシャレさんでした。

俺一目で惚れちゃったね、情けないことに、、
彼女いるのにその子と雰囲気全然違うんだもん

俺は冴えない感じだから萎縮しちゃって、でもクリーニング代なんていいからって逃げようとしたらあなたは待ってください、ご飯奢らせて!!って

なんかありがち?こーゆーのってドラマだけだよね?
と思いつつ恋愛に発展するのを期待しちゃって。

近くのファミレスへ行ってあなたは名前を教えてくれた

あなたの名前はみなこ

みぃちゃんね、おれは和人

そこからみぃちゃんとは急接近。
遊園地行ったり、岩盤浴行ったり、そこでみぃちゃんはキスしてって!
付き合ってないのにいいのかな?って思ったけど思わずしちゃったキス、、

俺は今の彼女と別れてみぃちゃんと付き合いたいって思った。

その夜、みぃちゃんに告白。

みぃちゃんはokをくれた
こんな素敵な彼女、これから人生最高になりそうって思った。

その夜彼女と会った、彼女は別れを承諾してくれた。
今までありがとうの感謝の気持ちまで言ってくれて。
もう3年も付き合っていてマンネリもあったのは事実で、結婚のタイミングなんて全然わからなかった。
別れに後悔は少しだけあったけれど、、

その後、みぃちゃんから連絡はどんどん減っていった。
急に冷たいし、会ってもスマホいじってばかり。
こんなのつらい!!って言うとみぃちゃんは、私は和人とは普通にいられれば別にいいし楽しいもつまらないも求めてないよって言われた。

メイクもオシャレも全然しないし、一緒にいてもスマホいじってるだけ。

つらすぎて話し合いをした、そしたら考えたいって言われました。

その夜LINEで付き合ってくれてありがとう今まで幸せだったってきて、、
こんなのつらすぎる

何回もLINEした、そのままのみぃちゃんでいいよ!って

でもあなたは返事をくれなかった。

あー前の彼女もみぃちゃんも失ってしまった。

みぃちゃんにまた会いたい

どうしても会いたくてはじめてぶつかった曲がり角のところによく帰りによったりしていた。
そこの近くに占い屋さんが店を構えていたので、なんとなく入って占いをした。
あなたは別れた人にまた会えるチャンスがありますって
どういう事ですか?
と聞くと、この曲がり角は出会いの曲がり角
あなたが今後会うキッカケがある人全てに早く会える曲がり角
それがどんな出会いかはわからないけど関係のある異性に早く会える、それは必ず角と角でぶつかり合う
ただし、早く会ったことで結婚するはずだった人としなくなったりする、だけどまた再開して復縁もあると説明された。
半信半疑だよねでもね

俺は毎日曲がり角をうろついている
不思議な事にこんな伝説があるのに他の誰ともすれ違わないんだよね。

ドン!!

え!ぶつかった、、

今度の人はスーツのお姉さん、この人も運命の人??

スーツのお姉さんは開口1番こう言った。

私は別れさせ屋です、バイトしませんか?
あなたの前の彼女から依頼されて、うちの派遣員と接触させて別れるようにしむけたんです。
あなた、前の彼女にも別れたくないってしつこかったみたいですね、それが別れたくなる原因だったみたいです。
あなたをスカウトする理由は一つ、恋人に夢中になれるからです。
え?曲がり角の伝説ですか?
そんなの聞いた事ないですね
俺はスーツのお姉さんに従って別れさせ屋で働くことにした。
みぃちゃんと会えるかもしれない?って思ったかって?違うんだよね

曲がり角でぶつかったんだからスーツのお姉さんとが運命だったってやっと理解できたからこの人に求愛するんだ。



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