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はじめに ~占心行動学~

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
公式本『占心行動学~運と命と自己超越の煌めき~』Amazonランキング2位


占いが好きな人がいれば、嫌いな人もいます。また、占いに興味のない人がいれば、興味があるけど隠している人もいます。それは好みや志向の問題であり、至極当然のことです。

しかし、占いで幸せになれる人とそうでない人がいるのは、一体どうしてなのでしょう?

恐らくそれは、占いの「理解」と「受け止め方」と「使い方」にあるのではないでしょうか。そうであるなら、「占い」というものとのそもそもの向き合い方を知れば、誰もが占いを通して幸せに自己実現へ向かえるのではないでしょうか。
 
果たして、占いの最終目標とは何なのでしょう。少なくとも私にとっては、相対する人・関わる人の苦しみを取り除き、心の安寧を与えて差し上げることだと考えています。

これは仏教観のテーマでもある「抜苦与楽(ばっくよらく)」に由来するものです。誰も皆、苦しむために生まれてくる人はいません。心の中の迷いによって、幸せへの道を曇らせているだけなのです。

占いとは、そんな曇りを取り去るものと信じて、私はこの15年占い師を続けてきました。
 
しかし、占いの正しい使い方を知らなければ、いつまでも幸せにたどり着けないのではないか。そんな想いが頭によぎることが多々あるのです。

そこで、私は占いを用いて幸せに向かうための学問を体系化しようと思いました。それが「占心行動学」です。
 
これは占術に心理学、仏教哲学、社会科学を組み合わせた学問。

太古の昔から現代に至るまで発展してきた人類の叡智の結晶である占いを、より善く活用して自己実現のために応用することを目的とします。運を自然の流転・万物の理と解し、正しく「知り」「受け止め」「使う」ところに主眼を置きます。
 
この「占心行動学」について、心理カウンセラー・コンサルタント・僧侶の知見を活かし、占い師として「正しい占いの使い方」を展開したいと思い、ここに記させていただきました。

本記事は、第1章「道」として占心行動学概論を、第2章「知」として占心学的占術観を、第3章「心」として占心学的仏教哲学を、第4章「技」として占心学的応用心理学について記してあります。

本記事が、皆様の生きる羅針盤になってくれれば僥倖です。


次話:1.占心行動学的全体性とその目指すべきところについて