019.働く楽しさは後にわかる。よく噛み味わないと無味乾燥のまま
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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ある社会人男女1000人に実施した“仕事が楽しいか”のリサーチによると、「まあ楽しい」「楽しい」という回答が約半数だったとのこと。楽しんで仕事をしている人は2人に1人の割合で、50代以降の世代からその割合が増える傾向にありました。
つまり、若い世代は上の世代に比べ、仕事の楽しさがやや感じられないという結果でした。これはなぜでしょう。本来、仕事は楽しいものだと言えます。自分自身のやったことが達成感として目に見え、実体験を通した学びとして蓄積されていくからです。
しかし、日本の社会構造においては、経営者や個人事業主を除くと、若い頃は仕事に裁量が与えられず目的が分からないまま取り組むことになりがちです。そこが、当事者意識が希薄になりやすく、楽しさを感じられない原因なのかもしれません。
そこで、経営陣や管理者は仕事への目的意識を与え、社員、特に若い世代は自分が取り組む仕事の意味をしっかり噛んで味わうことが大切になってきます。仕事への意義や味わいが分かれば楽しくなり、仮に止めたとしても働きたくなるはずです。
人は無味乾燥の作業を、ただ淡々とこなし続けることはできないのです。
Q.あなたは今の仕事が楽しいですか? 働く意味・意義をどこに感じていますか。