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260.量子力学的“運”の解釈は3次元内のフォトンと意思エネルギーにある⑧

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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世の中には科学では考えられないような超人じみた能力を発揮する人がいたり、超常現象が報告されたりするのは何故なのでしょう。それは思い込みや仕組まれたトリックという側面も多分にあるのでしょうが、現代科学が“唯物論(物質をすべての根源とする考え)的科学”であるゆえの説明不能による限界を「不思議」の一言で片付けているからかもしれません。

事実、今でも科学は「意識の謎」を解明できないままでいます。つまり、物質から意識がどのようにして生まれてくるかを「脳神経の作用」としか説明できないのです。しかしその一方で、現在最も注目されている量子力学の有力仮説に「そもそも物質そのものが、極めて原初的な“意識”を持っているのではないか」というものがあります。

そう考えると、シンクロニシティや虫の知らせ、以心伝心や占いの的中理論の説明も付きやすくなります。そして意識は固有の振動数を持ち、フォトンとして放出されたり影響を受けたりするのだとしたら、集合意識やゼロポイントフィールド、真我も存在が認められる可能性が出てくるでしょう。

もしも仮に「宇宙全体のエネルギーが蓄積される場=全ての物質とそこから発せられるエネルギー(フォトン)の行き場」があるとすれば、高い集中状態になり潜在意識を目覚めさせることによってそこへアクセスできるということになり、大いなる叡智を手に入れられるという結論です。もしそれが可能なら凄いことですが、実際的には仮説の域を出ません。

これは自論ですが、もしかすると私たちの我の取れた精神“無我”は、この大宇宙の真我(叡智の集合)の“種”のようなものなのかもしれません。様々な叡智が詰まっているもののあくまでそれは可能性であり、成長させ磨いていく上でそれらを使える瞬間があったり眠っていた才能が開花したりと、自由自在には使えないけど時に片鱗を見せるものと考えてはどうでしょう。

レオナルド・ダ・ビンチやアインシュタイン、精神分析学創始者のフロイト、ベートーベンなど、世の“天才”と言われている人たちは、この大宇宙の叡智にアクセスできていたという逸話が多く残っています。そしてほとんどの偉人がこぞって自然に「降りてきた」「湧いてきた」「書かされた」など、自発的なものではないと伝えています。

もしかすると、思索しながらの散歩や瞑想などの深い集中状態から潜在意識にアクセスできたのではないかという説もあります。そのように真我の種から花を咲かせたと考えれば、実は誰もがとてつもない能力を秘めていると言えるのかもしれません。


60.運勢を知ることで自分だけが孤独でないと理解する