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町のピアノ教室♪夏休み第4日目「月謝」

今日は通常の水曜日同様に事務作業日。
月謝集金代行サービスを利用しているので、毎月10日前後に集計してデータを送らなければならない。

ほぼ毎月同じ金額だからそんな手間ではないが、新規入会の生徒分は口座振替書を郵送で送ったりとちょっと面倒くさい。
この口座振替書、何度渡しても失くしちゃうってどういう事なんだろう。ちゃんと「大切な書類だから、レッスン終わったら直ぐに親御さんに渡してね!」と声掛けしても無駄。親御さんに直接渡しても失くしちゃうんだもん😭
そこで最近の衝撃発言が「PayPay送金じゃ駄目ですか?」と聞かれた事だ。これって、どうなんだろう?私自身もキャッシュレス派で、財布は持たず携帯だけで買い物している。確かに便利だ。PayPay送金の準備は出来てるんだけど、なぜか踏み出せない。

なぜならピアノ月謝の歴史。
黒歴史とでも言うべきなのだろうか。
月謝と言う表現でもわかる通り「謝礼」だ。
大手音楽教室が出現するまでは、「〇〇ピアノ教室」等の看板も無く、個人的に先生に御教授頂き、お礼をお支払いする形だった。華道や茶道等のお師匠さん文化ですね。未だにピアノの先生は確定申告の業種欄には諸芸師匠業と記入する。

私の先生などお金を貰うことなんて汚らわしいとでも言わんばかりに、教室入口にある素敵なアンティーク家具の上に先生が後ろを向いている時にそっと封筒を置かせて頂く習慣になっていた。それでもその先生は初回に金額等を提示して下さったから良かった。ほとんどの先生が何も言って下さらないので、兄弟子に聞くか、親として出せる限り精一杯の金額をお支払いしていたのだと思う。私の友人は、某音楽大学教授のレッスンで、1曲弾いてアドヴァイスを頂いて10万円をお支払いしていたそうだ。

そしてあくまでも謝礼の為、確定申告などしていた先生は少なかったのではないか?これは想像だが。

母は必ず新札を準備して、私は両手で「お願いします。」の一言を添えて月謝をお渡ししていた。子供ながらに「ありがとうございます。」という感謝の気持ちがあったからだ。ピアノの先生に対してだけでなく、学校の先生にも、幼稚園・保育園の先生にも、お医者さんにも同じ気持ちだった。先生ってそういう存在だった。ところが最近は親御さんが「先生これ、集金袋。」と、片手でポ~イですよ。もちろんお札は皺くちゃ。

私の方もいつまでも月謝と言わず、大手音楽教室の様に「レッスン料」に変更しようかな。そうすればPayPay送金も気にならないのかもしれない。

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