アレフ(オウム真理教)はアレフと名乗らず近づいてくる。Part5

前回は、「観念」をキーワードになぜオウム真理教が犯罪集団と分かっていながら入信してしまうのかをお伝えしました。

今日は、なぜ麻原彰晃を信仰しているのか。をお伝えできればと思います。

前回お伝えした「観念」にもつながります。

「人間は、善業1割悪業9割である。」

「この世界は汚れている。政府も、メディア、警察全部悪だ。」

「修行して悪業、潜在意識を浄化するしかない。」

洗脳の流れです。

ヨーガの世界に「グル」と言う存在がいます。「導師」「魂を導く者」と訳されます。

アレフでは、「輪廻」から解脱した魂と言っています。

インドにある教えの根幹は「輪廻転生」です。

ヨーガ、仏教、ヒンドゥー教どれを見ても必ず出てくる概念です。

生きては、死んでを繰り返すことを言います。

仏教では、「生きることは苦しい。」としています。六道輪廻をひたすら繰り返すからです。

六道輪廻とは、「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」のことです。

「解脱」は、この輪廻から抜け出すことを言います。

ヨーガも、仏教も、ヒンドゥー教も目的は「悟り、解脱」です。

講座中に、麻原彰晃が「ダライラマ14世」や「パイロットババジ」といった聖者たちと修行している映像を見せられます。まだここでもアレフと名乗りません。

この時点でオウム真理教の関係なのか?と勘が鈍かったのがダメでした、、

映像の中で麻原彰晃は、「解脱」の状態を話していたのでした。

その時の印象を、正直に言うと「麻原彰晃ってただのヨーガの人じゃん。」という印象です。

これこそが洗脳であると今だから気づけますが。

インドの経典に書かれている解脱の状態を知っていて「私は、この状態になりました。」と口だけなら何とでも言えます。おそらくそういう感じだったのでしょう。

アレフが「麻原彰晃」をグルとする理由は「解脱した。」ということを間に受けているからです。

そしてアレフの方々が未だに信じてしまっている理由の一つに「正しい魂は、いつも妨害に合う。」というのが講座で出てきます。

講座では例に「お釈迦様」「ソクラテス」「イエスキリスト」「ガリレオガリレイ」「ダライラマ14世」などをあげています。

3名だけ例にあげます。

お釈迦様は、「カースト制」を否定したためバラモン教から妨害に合います。

イエスキリストは、十字架にかけられ殺されます。

ダライラマ14世は、チベットで中国の侵略によってインドに亡命しています。

アレフが言うには、「お釈迦様」「イエスキリスト」「ダライラマ」もグルだそうです。

「正しい魂は、いつも妨害に合う」というのを当てはめるとアレフの論理では「麻原彰晃」もグルであり「煩悩破壊をしようとした。」その結果国家に妨害にあった。(死刑にされた)という論理になります。

「グル」がいなければ「解脱」は無理だと話されます。スポーツでも勉強でも先生がいないとダメなように。

奴らの論理はこうです。

「輪廻転生が繰り返されるだけで永遠に幸せにはなれない。」

修行によって煩悩を破壊する!解脱を目指す!

でも修行には、グルが必要。解脱を果たした麻原彰晃の力が必要!麻原彰晃に帰依しなければならない。

「観念」の講座で

「国家、メディア、警察」が悪と植え付けられ

次に「オウム真理教事件」がでっち上げかもと言われ

「麻原彰晃」がダライラマ14世やパイロットババジと修行をしてるところをみると警戒心がなくなります。

そうやってオウム真理教への警戒心を解き洗脳していくのです。

過去に宗教学者の中沢新一氏や「共同幻想論」で有名な吉本隆明氏といった著名な思想家たちが麻原彰晃を褒めている文も講座で出てきます。

「幸福の科学」と共演した「朝生」という番組での麻原彰晃の様子も見させられます。

今回は「麻原彰晃」になぜ信仰してしまうのか?を書きました。

「悟り」「解脱」を目指すのは、自由だと思います。

でもなぜ「麻原彰晃」を信仰しなければいけないのでしょうか?グルを信仰するなら「お釈迦様」じゃいけないんですか?そこがそもそもおかしいと思います。

次回は、「アレフ」のおかしなところを書いていきたいと思います。






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