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『Wantリスト』じゃなく、『Joyリスト』を作ろう。

 こんにちは。写真家のMiNORU OBARAです(自己紹介はこちら)。本日も記事をご覧いただきありがとうございます。本日は僕が日ごろから心がけていること少しだけお話しします。

 それは次の3つ。

①「1日の撮影現場は1箇所に限定する」
②「19時以降は仕事をしない」
③「『Wantリスト』ではなく、『Joyリスト』を作る」

 この心がけ、3年ほど前から始めてみたのですが、続けてみるととても調子が良い。すべてがうまく噛み合ってきた感じがしています。

 少しだけ、詳しくお話ししますね。

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心がけ①:「1日の撮影現場は1箇所に限定する」

 これは、写真家という僕のワークスタイルによるところが大きい気もしますけれど。

 写真家の仕事の中でも基本的にクライアントさん相手のお仕事は、撮影現場に赴いて仕事をするというのが通常です。

 僕は、その「撮影現場」を1日1箇所に限定してしまいました。

 それ以前は、1日に何件も撮影を請け負っていました。

 すると、どうしても時間に追われてしまいます。

 撮影なんてものは、予定通りには進まないのが当たり前。例えば、1件目の現場での撮影が長引いてしまえば、僕の心はどんどんソワソワしていきます。それはもしかしたら、平凡なミスに繋がってしまうかもしれませんし、妥協を生んでしまうかもしれません。

 さらには、焦って到着した2件目の現場では、明らかに準備不足。撮影場所の当日のロケハン、あるいはスタジオセッティングに時間をかけることができなくなってしまいます。

 そんなこんなで、僕は3年前からキッパリと「1日の撮影現場は1箇所に限定する」ことを決めたのでした。

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心がけ②:「19時以降は仕事をしない」

 これは文字通り。ここでいう「仕事」とは、主に写真の編集や事務的なやりとりであることが多いです。

 デジタル化して久しいカメラ業界では、撮影後の写真選びや編集作業も写真家の仕事になっています。

 撮り方や納品形態にもよりますが、現場で撮影して、事務所に帰り、写真のセレクトと納品を行うのが通例。

 それに、僕みたいな個人事業主だと、撮影業務以外にクライアントさんとのメールでのやりとりなどを一人でこなしている方も多いはず。

 僕も3年前までは、「あのメールに返信していない」ことや「昨日の撮影データをまだ渡してない」ことなどが気にかかり、夜中までダラダラとパソコンの前に座っていました。

 すると、当然就寝も遅れ、朝の目覚めもモヤモヤのまま。すっきりしない頭で、何件もの現場に向かう・・・。そんな日々でした。

 そんなこんなで、これもやめました。

「19時以降は仕事をしない」と決めたのです。

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「怖れ」はただのマヤカシだった。

 最初は怖かった。

 だって、この心がけ、相手に「No」を突きつけるのと同じですから。

 僕みたいな個人事業主なんて、「朝も晩も関係なく駆けずり回ってなんぼでしょ。」って思っていましたから。

 一見やる気のないように映るかもしれないこの2つの心がけのせいで、仕事がなくなってしまうのでは、なんて思っていました。

 でも、そんなことはありませんでした。

 まず手に入ったのが、規則正しい生活習慣

 19時に仕事をシャットダウンするわけですから、それから食事をして寝支度を済ませても、まだ時間に余裕があります。

 その時間は読書や第三言語学習に充てています。

 それに、就寝前に15分ほどの瞑想タイムも確保できました。

 毎晩21時30分には布団の中です。

 朝なんて、4時にはきちんと目が覚めます。

 シャワーを浴びて、ストレッチをして、30分の瞑想をして、ゆっくりと確実に目が覚めてきます。

 食事を済ませても6時前。早朝の読書は最高です。

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僕は僕のままで十分だった。

 次に手に入ったのが、「僕は僕のままで十分なんだ。」という安心感。何しろ全く無理をしていませんから。でも、それでも生かしてもらえているありがたさに気がついたのです。

 規則正しい生活が生み出してくれた、効率と集中力で、いつもお世話になっている方々への恩返しができるようになりました。

 すべての歯車が噛み合い始めました。

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心がけ③:『Wantリスト』ではなく、 『Joyリスト』を作る。

 さて、いよいよ3つ目。
 
 これは、僕が2つの心がけを意識し始めたころに出会い影響を受けた書籍の著者、Brene Brown(ブレネー・ブラウン)さんのとあるスピーチを実践したのも。

 それが心がけ其の3、「『Wantリスト』ではなく、『Joyリスト』を作る」です。

 ブラウンさんはスピーチで、言います。

「『Wantリスト』は、欠乏感しか生みません。『もっと働かなきゃ。』、『もっとお金を稼がなきゃ』という思いにばかり駆られてしまいます。」
「『Joyリスト』は、仕事を減らして時間を作ろうと思わせてくれます。豊かさに前提条件なんてありません。今あるがままですでに十分なのです。」

 このスピーチを聞いて、僕はその日に起きた「感謝すべき出来事」や「楽しかったこと」、「うまくできたこと」をリストアップするようになりました。

 すると、失敗が怖くなくなりました。心の余裕が生まれ、周りの人に優しくなれました。

「Joyリスト」、効果絶大ですよ。

 それを教えてくれたスピーチは、これです。

 とても学び多き5分間なので、みなさもぜひご覧くださいね。

結びに

 本日の記事も終盤。ブレネー・ブラウンさんのご紹介で結びます。

 ブレネー・ブラウンさんはヒューストン大学ソーシャルワーク大学院で「恥」について研究を続けている教授。私たちが生きていく上で、『断ること』『境界線を引くこと』『弱さをさらけだすこと』がいかに大切なのかを解き続けている方です。

 先ほど、僕が影響を受けたと述べた著書はこちら。

 ブラウンさんの書籍とスピーチは、どれも面白く、笑いながら大切なことを学ばせてくれます。

 このスピーチなんて、大爆笑の連続です。

 あまりにもおすすめなので、書籍もスピーチも別の記事で取りあげようと思っていますので、どうぞお楽しみに。

 本日も文末までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 さて、21時を過ぎたので、瞑想をして就寝します。

 それでは、また次回。

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