Kyoto Days 6th. 1/2

2018/01/24(Wed) 前編


話は前の日の晩御飯、いやなんなら11月に滞在したときの晩御飯にまでさかのぼりかねない。


サロンからほど近い、木屋町通りに軒を連ねる、ねぎ焼きのお店。



下戸の私には大変ハードルの高いお店。なんならカウンター越しにご主人との対面。


旅の恥はなんとやら、お酒飲まない旨を伝えて暖簾をくぐると。


「ああ、ええですよ。どうぞどうぞ。入ってください。」




The 京都名物ということで。(九条ねぎ有名ですもんね。大変美味しくいただいたのでした。


その折に、私がかくかくしかじか。京都まで出てきて、サロンワークしている由をお話しさせていただいた経緯があっての。



今回もまた、お酒飲まないんですけどのくだりからねぎ焼きとコーラを頼む。

すると、、、ほどなく。


「あれ??? 前にも来てくれはってます?」




まだ2回しか訪ねていないのに、なんと翌日髪を切りに来てくださる約束をくださったのでした。





拝見するに、おそらく2週間と経っていなかったであろう切り上がりにもかかわらず、それだけじゃないお気持ちを寄せてくださっていただいたご用命。本当に有難いことでした。



美容師をしていて時々思うことです。


人は、そのストイックさを少し離れたところから、まるで違うタイプの人間のように好意的だったりなんだりな評価をしてくださったりするものなんだけれども。


当の本人が考えていること。

「自分は他人のためにそんなことするだろうか。他人のためにそこまで想いを寄せる、そんな他人がおれにはどれだけいるんだろうか。」


「にもかかわらず、髪を切って差し上げることくらいしかできない自分にこれだけ気持ちを寄せてくださる方たちがいるってこと。それに応え続けていくことは、仕事だとか、働くだとかそういうの超えた、生き方の話なんじゃないか。」


美容師伊藤の大半は、「気持ち」でできています。


後編につづく。


株式会社ICHIE 代表取締役
hair design space i.chi.e オーナースタイリスト/伊藤 護

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