見出し画像

【俳句幼稚園】「身に沁む」

身に入むや通夜に親しき友の顔

仕送りの米の底つく身に沁む夜

一句目。
父が亡くなって2年半で母も後を追うように
逝ってしまいました。2人とも70才台。
仕方ないけれど気が若い両親だったので
もったいない気がしました。
母はさばさばした様子でいたのに、
憎まれ口をきく相手が大事だったとは。
母の通夜には、どこで聞きつけたのか
高校の友人達がそろって来てくれました。
急に血が通ったようで涙がこぼれ、
友の存在のありがたさが身に沁みました。

二句目
まずこのシーンが浮かんでしまいました。
もの思う秋とは趣旨が違うなあ・・・
どうしても、おふざけから入りたいという欲求。
ちょうど今日、一人暮らしの息子に
ふるさと納税で届いたお米をおすそ分けしました。
カレーと切り干し大根の煮物もいっしょに。
この頃、素直に「ありがとう」と伝えてくる
息子を見ると、大人になったんだなと
しみじみ感じます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?