「本を語る」100日100冊チャレンジ 第59日「メンタリング・マネジメント」
❶[1BOOK]
「メンタリング・マネジメント」共感と信頼の人材育成術
福島正伸 ダイヤモンド社 2005年1月14日第1刷 2023年5月25日第28刷発行
❷[3POINT +1]
◎「はじめに」
メンター(支援者)とは、他人をやる気にさせる究極のリーダーです。メンターは他人を本気にさせ、どんな困難や問題に対しても挑んでいく勇気を与えることができます。
①自立型人材を育成するメンターの条件
☆メンター的な生き方
メンターとは、いわば究極のリーダーです。それは「教えるリーダー」ではなく、いわば「見せるリーダー」です。
「メンターは、どうあるべきか」という問題は、結局のところ、「自分がどう生きるか」という問題に他なりません。究極のメンターは存在そのものが、まわりの人々にとって勇気となります。
②メンタリングの3つの行動基準
1)見本〜自らがまず先頭に立って行動すること
2)信頼〜相手のすべてをそのまま受け入れること
3)支援〜相手のために尽くすこと
③メンターは、メンティによってメンターとなっていく
☆意欲のない人が、意欲の高いメンターを育てる
つまり、自分が相手のメンターになろうとすることは、相手も自分のメンターになるということです。こうして、自分がメンターを目指すことで、相手にやる気があってもなくても、相互支援の関係ができることになるのです。
❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「見せるリーダー」になること。
[思いついたこと]
毎朝、1冊本を紹介していますが、実際に私が読むのは、ごく一部分です。たまに、全部読んでからまとめることもあるのですが、たいていは、「はじめに」と「終わりに」そして目次から興味のある「項目」を3つ、まずはそれだけで判断します。何を? それは「どんな読み方をするか」を決めるのです。ここで「じっくり読みたい本」を選ぶのですが、最近は、良い本、自分にとって役立つ本に出会うことが多く、「積ん読」が増える一方です。
読み方を決めるのと同時に、それらの一部分から思いついたことを、こうして文章にします。それが「本を語る」です。以前は本の内容にフォーカスしていましたが、今は内容自体よりも、そこから得られるインスピレーションの方を重要視しています。本の内容の紹介より、自分が考えたことを書く比率を大幅に上げました。ずっと、お付き合いいただいている方は、すでにお気づきのことと思います。最近、ご縁のあった方も、過去記事を追っていただければ、よく分かります。
[そして]
[episode]の部分には、その本の中で、一番「熱い」言葉をそのまま写すことにしています。ほとんどの本は、一番最後のメッセージになるのですが、その言葉をタイピングしながら、どんどんワクワクしてくるのです。つまり、著者の思いはいつも誰でも同じなのです。読者が元気になって、やる気を起こし、行動に繋げてくれたら〜。そして、みんなが幸せになれたら〜。だからこそ、最後の一文は、心に響くのです。
「多読」の目的は、「運命の一冊」に出会うため。しかしなかなか出会えるものではありません。また、時々によって自分に必要な「一冊」も変わってきます。以前は、読む本や著者にかなりの偏りがあったのですが、最近は、人に勧められ、ピンときた本は、すぐに購入して読むようにしています。この本の著者である福島正伸先生は、多くの方のメンターであり、大きな影響を与えた方です。「共感と信頼」に、2005年の時点で着目されていたことは、本当に尊敬すべきであると感じました。
❹[1episode]
☆生き方とは選択である
考え方とか、生き方とかは、選択にすぎません。そもそもどのような生き方をするかは、私たちがどのように生きたいか、で決まるものです。
私は無意識でいると、後ろ向きな考え方をする傾向があります。ですから、意識的に少しでも前向きな考え方を、選択するように心掛けようと思っています。
その選択は、もちろん自分が決めるものなのですが、まわりの人々がどのような選択をするのかによって、私たちも大きな影響を受けてしまいます。
考え方とは、選択の習慣です。どのような時に、どのような考え方をするか、環境に影響を受けながら、人それぞれ選択のパターンができていくのです。しかし、私たちは本来、いつでも自由に選択することができるのですから、その気になれば、今からでもすぐに、その選択パターンを変えることもできます。すると驚くなかれ、その瞬間から、世界が変わります。いや、正確には、世界が変わるのではなく、世界が変わって見えるようになるはずです。
面倒に思っていた仕事に充実感を見いだすことができたり、嫌いな人の良い面に気づくことができたり、暗い世の中が明るい世の中に見えたりするようになります。
それによって、自分の気分が変わり、顔の表情が変わり、人間関係も変わり、行動も変わり、その成果も変わり、会社も変わり、未来も変わり、本当にいつか世界も変わってしまうのです。
自分の考え方の選択を変えること、たったそれだけで、信じられないほど劇的に、自分が輝きはじめるのです。
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