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「本を語る」2024/6/1


❶[1BOOK]
「7つの習慣」
スティーブン・R・コヴィー著 ジェームス・J・スキナー/川西茂訳
キングベアー出版
1996年12月25日初版第1刷発行 2004年9月23日初版第49刷発行

❷「本を語る」
この本は、実に読みにくい本でした。今は、翻訳を見直して新版が発行されて、ずいぶん読みやすくなっています。
[思いついたこと]
この本を買ったのは、NTTの関連会社で初めてコールセンターに勤めた時、ランチで一緒になった先輩が読んでいたのがきっかけでした。世間でも評判になっていたこともあって、その頃まだ、ビジネス書を毛嫌いしていた私が、大枚はたいて購入しました。しかし、数ページで挫折、以来ずっと本棚で眠っていたのですが、2020年に始めた「1日1冊読めるかな」で、順番が回ってきたため、仕方なく読み始めたのです。
[そして]
まず思ったのは、この大部の本を「1book 3point」では読めない、ということです。ビジネス書自体に不慣れな上に、実に読みづらい。そして何より中身が濃すぎるのです。そこで、「1日1章づつ読む」という新ルールを思いつきました。その後、ルールは拡張され、「重要な本は数日に分けて読む」になりました。実際は、「1日1冊」では本の調達が追いつかず、困っていた時でもあったのです。事実、「最後の切り札」として残してあったこの本まで引っ張り出したわけですから。ということで、「第1部」から順に追っていくつもりでした。
[しかし]
3日目に、ふと気づいたのです。「このままでは挫折する」と。そこで思い出したのは、「刃を研ぐ」という最後の部分です。このエピソードは望月俊孝さんが何度となく引用していました。また、本の結論にあたる部分は、大抵最後の方にあるわけです。だから、順番にはこだわらず、いきなり「第4部」に飛ぶことにしました。それ以降も、順不同で進めていったのです。そうすることによって、自分にとって「難関だった」この本を読み切ることができました。それまで、頑なに「4C速読」の原則を守ってきた私にとって、実に「画期的な」本に出会ったということです。
[だからこそ]
この本には、たくさんの付箋や線や書き込みがついています。内容だけでなく、読み方やまとめ方など、いろんなことを気づかせてくれた「恩書」でもあるのです。おそらく1000日継続できたのも、この本にぶち当たって、いろいろ工夫をすることができたからだと思います。「新版」をじっくり読んで、今度こそ内容をしっかり理解し、実践に繋げていこうと思います。

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