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「本を語る」第11日「強運をみがく『暦』の秘密」


❶[1BOOK]
「強運をみがく『暦』の秘密」
崔 燎平 内外出版社 2022年5月5日

❷[3POINT]
①願いと祈りの違い
「忘れないで。祈八願ニだからね。人は、形がないと祈れないから神社や仏壇を創った。祈りと願いは違うからね。」

②「願うこと」と「叶えること」の違い
「願う」とは、自分の力ではどうにもできないことです。あの手この手を尽くしても埒があかない。そういうときに最後は願いを込めます。
しかし、「叶えること」は違います。それは自分の力でどうにかできることを言います。よく「夢は叶えるもの」って言いますよね。「夢は願うもの」とは表現しません。

③ 私は何をすればいいのですか?
違うんです。自分が何をしたいのか、どうなりたいのかは、あなた自身が考えて決めることなのです。だって、考えて行動するから「叶う」わけなので。
以上、コラム❸(p170-175)

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
『私は、運が強い』と信じる。

[思いついたこと]
今日は8月15日。お盆の真っ只中です。お盆は、ご先祖様たちが帰ってくるときです。私は長女だったので、よく家の手伝いをさせられました。中でも、お盆になると、私は「おちゃと」の係でした。十個の小さなお湯呑みに、湯気を切らさないようにお茶をお供えするのです。冷め切らないうちに、お茶を入れ替えるのですから、結構面倒な仕事です。母は忙しかったから、私にその仕事を振ったわけです。高校生になって、盆も正月も関係なく、遊び歩くようになるまで、それは続きました。

[そして]
仏壇の掃除も私の係。妹も弟もいたのに、なぜか長女の私にばっかり。
2歳下の妹は、喘息持ちで体が弱く、何より不器用だったので、結局私に回ってきたのです。いつもぶつぶつ言いながら、やっていたのを思い出します。
でも、そのおかげで、いろんなことを覚えました。今では、祖父母、両親、親戚のおじさん、おばさんも、ほとんど亡くなり、お盆に集まることもありません。
今年は、7歳年下の末弟が亡くなり、いわゆる「初盆」でした。実際の行事は何もしませんが、こうして思い出して文章にすることも、供養の一つだと信じています。
私は、失敗ばかりする割には、運が強いのは、どうやらご先祖様の強力なバックアップがあるようです。改めて感謝する一日にしたいと思います。

❹[1episode]
☆日々の暮らしに「暦」を取り入れるということ
「暦を自分の人生に取り入れたら、あなたは幸せに生きられるんだよ」
そもそも「暦」というもの自体は何を伝えようとしているのか?
それは「先祖(祖霊)が私たちに残してくれた最高のプレゼントなんだよ」と私は教えられました。
先生はよく「喜楽に」という言葉をおっしゃっていました。
「喜びと楽しみを持って生きなさい」
今、それがない人があまりにも多い。「努力をして頑張ればいい。私は頑張っているんだ」と常に全身に力を入れ過ぎている人ばかりだと苦言を説いていました。
「月に1回だと給料日がある。1年に1回だと誕生日を心から祝うとか。そんな感じで、暦の五節句也土用、お彼岸やお盆、年末の過ごし方などには、楽しみを体感させてくれる秘密がいっぱい隠されている。全部をやる必要はないよ。ただ、“喜楽“を味わってみるためにも『暦』を取り入れてごらん。もっと幸せに生きられるから」

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