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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第77日「人間関係のおかたづけ」

読書ノート 2024/5/19

❶[1BOOK]
「人生を変える新しい整理整頓術 人間関係のおかたづけ」
堀内恭隆著 (株)KADOKAWA
2023年3月14日 初版第発行

❷[3POINT +1]
◎はじめに〜人間関係の悩みが一気にかたづく方法とは
人間関係の悩みはいろいろあるけれど、根っこはすごくシンプルです。
それは「どうでもいい人」と「そうでない人」をごっちゃにしてしまって、「どうでもいい人」も大事にしようとしてしまうことなのです。
「どうでもいい人」のためにがんばらなくていいのです。

① やってみた!「人間関係ゼロ・リセット」
☆「やりすぎ」を経たからこそ気づけたこと
人間関係でがんじがらめになって苦しくなっている状態から抜け出せればいいのであって、ここまでせずとも、「自分の中での関係の定義」を変えればいいのです。
この「自分の中」というのがポイントです。

② 「箱」の使い方を間違えないために
☆他人のつくったルールで生きるのをやめませんか?
実は、「箱のルール」のほとんどは、自分ではなく、親とか学校の先生とか、社会・常識といった「他人がつくったもの」から影響を受けてつくられます。
私たちは、自分が選んだ「箱のルール」にコントロールされているのです。

③ 仕分けにつまずいた時の打開策
☆迷った時は「どうでもいい箱」へ
「どうでもいい箱」「一緒に過ごした箱」「理由なく惹かれる箱」の3つに分けます。
迷ったときに一番やってはいけないことは、「理由なく惹かれる箱」に入れてしまうことです。これをやってしまうと、人生が混乱する可能性があるのです。
どうしても振り分けられない時は、「とりあえずの箱」を用意しましょう。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「どうでもいい人」のために頑張らない。

❹[1episode]
☆おわりに
私たち日本人はもともと、ひとを個人としてではなく、「ひと」と「ひと」との「間」として意識していたのだと思います。
今、この本をお読みの「あなた」と「私」にも「間」があります。
同じように「あなた」と「誰か」が触れ合う時には、常に「間」が発生しています。
本書では、「理由なく惹かれる」という感覚について解説をしています。「理由がない」ということは、そこには打算や計算がないということです。ただ、「その相手に惹かれている」という事実のみが存在しています。
それは、相手との間を「心」で感じるということ。つまり「まごころ」で接することで、その相手と出会った意味が理解できていくと思うのです。

❺「本を語る」
現在、私には「人間関係の悩み」がほとんどありません。それは、昨年この本に出会ったからです。
[思いついたこと]
「おかたづけ」ということで考えれば、「部屋」も「積ん読」も「人間関係」も基本は同じなんだと感じました。まずは「仕分け」をし、「置くべき場所」を決め、それを維持する。そうすれば、いつもスッキリ生活することができます。と、頭では分かっていても、なかなかできないのが実情ですよね。実際、私の家は本で溢れかえっています。捨てるより買う方が多いから。当然ですよね、それが「仕事」だから。
[そして]
それを片付けることも「仕事」です。「積ん読解消!」を標榜しながら、自分の部屋や本棚、机の周辺がぐちゃぐちゃでは、話になりません。それに比べると「人間関係のおかたづけ」は簡単です。「自分の頭の中だけ」でできるからです。実際の「箱」を並べる必要もありません。紙に書くだけで、完了してしまいます。体を動かすことはないので、体力は必要ありません。
[しかし]
それでも「どの箱に入れたらいいのか、決められない」という方も多いでしょう。「人間関係が複雑すぎて・・・」という嘆きも聞こえてきます。でも、この本にあるように、すべては「自分自身」なのです。複雑にしたのも、決められないのも、あなた自身。特に「決められない」のは、今まで「自分で決めた」という経験が少ないからです。「自分で決める」という習慣がないからです。
[だからこそ]
この本にある通り、「どうでもいい箱」から始めましょう。いったん入れてから、「やっぱり、どうでも良くはない、一緒にいたい人」だと確認できてから、箱を移せばいいのです。「人間関係」から始めるのが難しいと感じたら、「お部屋」や「本棚」から始めてみるのはどうでしょうか。「自分で決める」練習として、まずは机の上の「積ん読」の「仕分け」を試みてください。「やっぱり一人では難しい」と思ったら、私に相談してください。利害関係のまったくない「第三者」に任せてみるというのも一手ですよ。

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