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「本を語る」100日100冊チャレンジ 第33日


❶[1BOOK]
「爆弾になったひいじいちゃん」
のぶみ(斎藤信実)講談社  2023年7月31日

❷[3POINT]
①「戦争」を知らない子どもたちへ。
いまの時代だからこそ伝えたい
特攻隊の人間らしい感情に感動して、この絵本を描きました。
この絵本には、特攻隊の遺書をよみきかせするところがあります。
理屈ぬきに涙がでます。戦争は、絶対に、してはいけない。

②なんのために命をかけたの?
特攻隊は 17歳から32歳 3948人がなくなったわ
人によってちがうけれど 自分の大切な人や日本を守ろうと
考えた人が多かったのよ
遺書っていう死ぬ前にかかれた手紙があるから
少しだけ よんでみるわね

③命をかける価値はありましたか?
ぼくの血をつなぐ君にききたいことがあります
今 日本人としての誇りを 持っていますか?
大切な人のために 生きられていますか?
そして さいごは ああ!
これがいちばんききたかったなぁ!
ぼくらが命がけで つなごうとした未来は・・・
命をかける 価値は ありましたか

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
自分が知っている戦争の話を語り継ぐ

[思いついたこと]
私自身は、戦争を知らない世代です。でも、自分の親の世代は、戦争を経験しています。
伯父は海軍に入って1年で終戦を迎え、両親は空襲で焼け出されて、人生が変わりました。
空襲の思い出は、母からよく聞かされました。そのため、私たち4人兄弟は、「空襲警報ごっこ」をやっていました。布団を敷いたあと、からっぽの押し入れを防空壕に見立てて、「空襲警報〜」と言いながら、大急ぎで避難するのです。

[そして]
今から思えば、不謹慎な遊びですよね。でも、子どもの素直な反応だったのだと思います。しかし、そこから戦争に興味を持ち、戦艦や戦闘機のプラモデルを作り、毎年夏に公開される戦争映画を見たりして、やがて歴史の勉強に取り組むという流れになっていきました。「知覧」については、中学生くらいのときに、本で知りました。まだ、現地には行っていませんが、ぜひ訪れたいと思っています。

❹[1episode]
☆ひいじいちゃんから
戦争の話は きらいだという人へ
あなたのおじいちゃん おばあちゃん
ひいじいちゃん ひいばあちゃんは
戦争をたいけんしています
今、平和に生きられているのは
つらい戦争の中で生きぬいた人たちの血が
あなたの中に 流れているからです
戦争の話がきらいだって目をそむけていたら
もうホントにかたりつぐ人が いなくなってしまう
子どもたちに どうしても伝えてほしいことがあります
戦争は 絶対に してはいけない!




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