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電気設備工事の施工管理って #こんな仕事です

み・カミーノさんの #こんな仕事です 企画に参加させていただきます!

現在私は、フリーランスの身でライター業を生業としていますが、前職では電気設備工事の会社で「施工管理」という仕事をしていました。

過去の私のように「そもそもセコウカンリってなんやねん?」という方は世の中にきっと多いのではないかなと思うので、私の経験した範囲で書いてみようかなと思います。

超ざっくり・仕事の流れ

工事のご依頼をいただく
→現場を見に行く
→見積もりを作る
→工事日を調整する
→施工図を書く
→資材や人を段取りし、工程を組む
→必要に応じて依頼主、電力会社、警察などに様々な書類を提出する
→工事当日、現場で職人さんにやってほしいことを伝える
→問題なく完了したかチェックをする
→費用を請求する

私が勤務していた会社では、工事を請け負う現場のタイプは様々でした。

「電気工事」と聞いておそらく一般的にイメージされるような「住宅」の工事はあまりなく、テナントビル、物流倉庫、工場、商業施設、病院、農業施設など、普段その裏側を見ることがないような現場がたくさんありました。

その分、工事の仕様や現場で求められる仕上がりも多岐にわたり、慣れるまでにはかなりの年数が必要でした。

当然覚えることは多く、電気工事にまつわる技術的な知識だけでなく、「こういう現場ではこのやり方」みたいなノウハウの幅もめちゃくちゃ広い。

なので、「管理者」という立場で現場に対応していても、熟練の職人さんの経験値頼みで現場を進めてもらうことも多々ありました。(年配の職人さん達にはたくさんのことを教えていただきました!)

おもしろかったこと・やりがい

電気について学べば学ぶほど、色々な現場に携わるほど、私たちの暮らしのありとあらゆる場面が、電気エネルギーを前提として成り立っていることを思い知らされます。

直接、現場のエンドユーザーであるお客さま(私たちに工事の依頼をしてくれる関係業者さんではなく、その施設を利用する方)から「ありがとう」を言われる場面はほぼありません。でも、「俺たちがちゃんとやらなきゃみんな困る」みたいな、使命感のような、縁の下の力持ち的な満足感がやりがいの一つだったと思います。

また、電気設備の自動制御(何℃以上になったら自動的にファンが回って部屋を冷却して…みたいな)の知識が必要とされる現場もあり、設計した通りに各機器が動いたときにはある意味ゲームをクリアような達成感もありました。

私自身、学生時代に電気を学んだわけではなかったので、不安ながら臨んだ初めての制御試験がうまくいったときは、(シンプルな制御回路でしたが)「わ、うまくいっちゃった!すご!電気おもろ!」とうれしくなったのを覚えています。

大変だったこと

1日にかかってくる着信の数がとにかく多く、なかなかのストレスでした。

担当する現場が多いほど、お客さま、現場監督、職人さん、外注業者さん、材料を現場に運んでくれる業者さん、そして上司と、ひっきりなしに鳴る電話。何とか調整して休日を取っても、現場が稼働していていればどうしても電話は鳴ります。これは大変でした。

そしてその分、事務作業は日中になかなか進められませんでした。

日中は現場の対応をして、会社に戻ってからメールの返信、次の工事の段取り、安全書類の作成などを進めます。仕事を覚え、担当現場が増えていくほど帰宅時間は遅くなっていき、家族時間を後回しにしてしまう働き方だったと思います。(もちろん、効率よく仕事を進められる人もいると思いますが!)

フリーランスのライターに転身してみて

私はまったく畑違いの職業に転身しましたが、前職の経験が活きていると感じることは多々あります。

工事に関わる仕事は当日を迎えるまでの段取りが命、というのは身に染みて実感したことでありますが、それでも現場は出たとこ勝負といいますが、ふたを開けてみないとわからないことがたくさんあります。

それでも中途採用で入社し早く経験を積みたかった私は、「こんな現場あるけど、できそう?」と声をかけられれば「やります」と即答。

「調べたらなんとかなる」「人に聞いたらなんとかなる」と自分に言い聞かせて現場に向かい、色々な人に助けていただきながら、なんとか現場を引き渡す、ということを繰り返していたように思います。

その時に鍛えられた度胸や根性のようなもの、「なんとかなる・なんとかする」精神が、全く畑違いのライターに転身しようと副業に励んでいたときも、そして今でも、自分の挑戦を支えているような気がします。


というわけで、#こんな仕事です を書いてみました!

初めて前職について振り返ってnoteを書けて、とてもいい機会になりました~🙌

み・カミーノさん、ありがとうございました~!楽しいので、皆さんもぜひ書いてみてくださーい!



(告知すみません!)

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