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私たちは、まだまだ成長できる。【インタビュー講座③執筆編】

Marbleスクールのインタビュー講座3回目「執筆編」が終わりました!
今回はゆぴさん最後の登壇ということもあり、ドラマの最終回ばりの延長・拡大版!
とはいえ、あっという間の約2時間でした!めっちゃ面白かった!

オンライン取材を、今まさに仕事にしているからこそ、発見の多い内容でした!自分のために、講義メモのようにアウトプットしていきます!

「編集さんに寄り添う」が成長のカギかも。

冒頭から、ゆぴさん流・構成案作成のお話を聞いて、さっそく脳からアドレナリンが🔥

【インタビュー記事の構成案を作る】
・書き起こし
・ケバ取り

・ブロックごとの要約をコメント機能を使って残す
・要約を並べる

 →付箋に書いて、並べ替えて、全体の流れを考えていく
・要約の「並べ替え」「捨て」「くっつけ」作業をこの段階で行う
例 パンチのあるエピソードを最初にもってくる構成にしよう!
  →2ブロック目以降は、そのエピソードの理由を解説する流れにしよう!
  →本筋から逸れるエピソードは思い切って捨てる!(捨てる勇気!)

いや、第一線で活躍されるライターさんから実際の構成案の作成手順聞けるのマジで貴重!

私はこれまで、SEO記事を作成する際に、記事の見出しを決め、順序を決め、いわゆる構成案を事前に作成したのちに本文を書く姿勢を貫いてきました。

しかし、ことインタビュー記事となると…。別ジャンルのライティングだと認識していたからか、取材全体の流れを大事にしたかったからか、「構成案をしっかり作る」という概念がほとんどありませんでした。(お恥ずかしい!)

さらに言うと、基本的に時系列に沿ってお話を伺うことが多かったので(過去・現在・未来)、インタビューの質問の流れに沿って執筆をすすめていけば、うまくまとまるケースが多かったのです。

しかし、「読者に最も伝えたいことは何か」「この記事は、それをわかりやすく伝えるための手段になっているか」という視点に立てば、必ずしも取材通りの流れで記事を構成する必要はなく、大胆に配置を変えてもいい。

「ライターとは、つくる人」という、原点に立ち返るお話でした。
ありがたや~。(本当にそう思ってます!)

【執筆準備のポイント】
・構成案を事前に送り、編集部に確認する
・その際、捨てエピソードについて確認しておくと、執筆がスムーズ
・タイトル候補を3つ、編集部に出す

このあたりの、編集さんとのやりとりも、フリーライターにとっては非常にありがたいお話です。基本的に編集さん=私にとっての発注者さんなわけで…。

だからこそ「なるべくコミュニケーションコストをかけさせないように」と、納品時のやりとり以外は、どうしても困った場合をのぞき極力連絡しないようにしていました。

ですが!ゆぴさんのお話を聞けば聞くほど「事前確認する方が絶対親切やん。安心やん」と思います。編集さんへの心遣いに溢れている…。うぅ。

「この人の書く文章や発信、なんか好きだなー」から始まった私のゆぴさんに対する印象は、「仕事の進め方、取り入れたい!真似したい!」へとすっかり変わり、ますます尊敬の念が強くなっていったのでした。

理想の自分はつくれる。私も、あなたも。

ここでは、実際にゆぴさんが執筆されたインタビュー記事をもとに、タイトルや見出しに関するお話をしてくださいました。

私の中で「読みたくなるタイトルの人」と言えばゆぴさん。
noteのタイトルもそうですが、ゆぴさんは読みたいと思わせる見出しやタイトルのつけ方がとてもお上手だと思っています!

【参考記事の見出し】
・「検討します」と言われても、待ってはいけない
・営業の魅力にハマった、初めて「感謝」された瞬間
・「本日の提案は100点満点中、何点でしたか?」と聞くのをルーティンに
・「この指止まれ」への苦手意識が仕事に生きた

なんでしょう、この「ん?なになに?気になるんやけど!」を誘う見出し…!
ゆぴさんいわく、こればっかりは「正解を導くための方程式」のようなものはなく「たくさん読んで感覚を磨いていく」ことが正攻法だとおっしゃっていました。日々の積み重ねですわ、結局✊🔥

【タイトルのつけ方例】
・取材対象者が有名人の場合
 ⇒敢えてタイトルに名前を入れる!
 ⇒その人の名前がクリックを後押しする材料になる!
 ⇒タイトル:「発言」or 〇〇が語る「メインテーマ」
 例)「仕事はクオリティで決まらない」前田高志が語る、フリーランスが知るべき"価値"の話
・取材対象者が一般人の場合
 ⇒タイトル:「発言」+「メインテーマ」

📝刺さった言葉
「せっかく良い記事なのに、タイトルのせいで読まれないのは悲し過ぎる!」

これはタイトルの重要性を痛感するお話!おっしゃる通りです🥹
クリエイター魂に火をつけていただきました!
感性、リズム感、表現の幅。磨きをかけていきたいなぁ!

【執筆のポイント】
・原稿のなかで対話する

 ⇒Q&Aだとつまらない!会話をする!
 ⇒実際の取材のように書く!
 ⇒まるで耳から聞いているかのような原稿が◎
 (メディアのトンマナにもよる)
リズム感
 ⇒ここでこういう相槌するとリズムいいかな、という視点
 ⇒ここで相槌がないと冷たい感じになるかな、という視点
 ⇒セルフラジオのように音読して、リズム感を確認(誤字にも気づける)
・インタビュー記事は創作物
 ⇒より分かりやすく、より面白く、読者に届けるのが仕事!
 ⇒相槌でライターの色も出せる

この、文章のリズム感、という感覚。
実はあまりほかの方と共有した経験がなかったんですが、確かにありますよね。
心地よいリズム感。するりと読めちゃうテンポ感。

「文章のリズム感」
これは音楽と一緒で、一朝一夕で身につくものじゃない。
ビジネス書だけじゃなく、小説・エッセイなど、幅広く読書をするといい。
さくらももこさんのエッセイは、テンポがよく、言葉選びも素敵。
好きなインタビュー記事を書き写す(写経する)のもおすすめ。
リズム感や言葉選びが自然と吸収できる。

ゆるく、飾らず、時に親しみのあるポンコツ感をその発信から醸し出すゆぴさんですが、実際にお話しを聞いてみると、日々の積み重ねやルーティンの大切さを要所要所で語っておられるのがとても印象的でした。

私はこのことに、めちゃくちゃ励まされたのです。
理想の自分は、日々の努力で作れる。ってことだから。

ゆぴさんには、実践的で有益なノウハウだけでなく、大切なマインドについても教えていただきました!
今の私に必要な学びに詰まった、充実の時間でした!
全3回の講義、本当にありがとうございました!🎉


そのほか、忘れたくない内容を残しておきます📝

【ライターは創作者】
・取材対象者さんの「その人らしさ」を残すことが大事!
・きれいにまとめ過ぎて「らしさ」がなくなると味気ない
 ⇒『クソやばい』も、らしさが伝わるならアリかも!

【インタビュー記事におけるリード文のポイント】
・共感

 ⇒CMで1番最初にくるやつ
 ⇒こんなお悩み、ありませんか?✨
・ベネフィット
 ⇒記事を読んでどんなものが得られるのか
・権威性を入れる
 ⇒インタビュアーの権威性がフックになる!
 ⇒『書く習慣』が〇万部売れたゆぴさんにお話しを伺いました。的なやつ!

【推敲のポイント】
・一晩寝かせる!
 ⇒冷静になってクリアな頭で見直す
・音読する
 ⇒リズム感を確認する
・80%で出してみる
 ⇒「わからなくなっちゃったんですが一回見てもらってもいいですか?」
 ⇒これ、編集さんからするとありがたいライターだと思った!👀

一人語り形式のインタビューに慣れていたら強い!
企業noteにおいても、需要あり!noteの時代が来てる!

赤入れ原稿は宝物!

今日の参考図書

実践してから読み直すとさらに腹落ちするはず!とのこと。


おしまい!
インタビュー講座、楽しかった!!

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