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my保育ポリシー④

 最近トラブルが多くて書く気力が尽きてました。そこで意外と知られてない?と思ったポイントを書き出してみようかなと思います。

 男の自分からすればそりゃそうなるよね、と思うのですが男の子、特に反抗期や思春期に入ったら人前で注意したり謝るように言っても反発します。完全に道理や理屈で間違っていてもプライドや見栄が男の子は優先されます。
 ちなみに女の子も大人ももちろん人前で叱られたり謝罪を求めるのは傷つきますし、学校や会社等でもNGのはずです。
 保育一本で生きていると独特の世界のため社会常識の一部を体験しないままベテランになることがあります。独自性が強い職種なら他種でもありそうですね。

 話を戻しまして、最近ベテランの女性職員さん達が謝らない、認めない男の子に苦労されてまして、「人前でやらせたら無理だよ、、、」と思うケースが何回かありました。実際男の自分が代わるとすんなり解決しました。ご存じの方も多いと思いますが基本こそたまに振り返るのが大事ということで解決へのコツを書きたいと思います。

①人前を避ける
 トラブルを起こした当人を移動させ周りから見えない聞こえない状況にします。人前で非を認め頭を下げるのは自分に置きかえると難しいのが伝わると思います。
 ここでテクニックなのですが子ども達に背を向かせ自分は部屋の方を向くと話を聞きながら周りを見ることができます。例えば低い棚や机を使い子ども同士は見えなくても自分は全体を見ていればかかりきりにはなりません。

②みんなの前では恥ずかしい気持ちを理解する
 反発する子も悪いことをした、謝ったほうがいい、という気持ちは基本あります。そこで口に出して理解を示します。専門用語でいう共感ですね。移動を嫌がる場合でも「みんなの前じゃ言いにくいことあるよね?」と聞くとだいたいうなづくか態度が軟化します。それから移動や聞き取り、内容が解明されればそのまま謝罪につなげましょう。

③周りの子にさとられないように演じる
結局子どもは鋭いので怒られに連れて行かれるんだな、と察してしまいます。そこで移動の際に周りの子がいないタイミングを狙う、もしくは人払いを先にすると本音を引き出しやすくなります。揉めたり話を聞いているとほぼ確実に子ども達は集まってくるのでいかに防ぐか、仲間の手を借りるのも手段の1つです。

④納得しているかが大事
 横から見た感覚と本人の感覚は当然違います。どちらも納得しているか、今後気をつけるか、の2点を必ず確認しましょう。当然納得しない時もあります。その時は妥協点を探して話し合います。だいたいは繰り返さないために具体的な提案をすれば折り合いがつきます。

⑤結局普段が大事
 すごく当たり前の話をするのですが、普段の保育で子ども達と信頼関係ができているかが問われます。私は見守りだけでなく子どもたちに入っていくので時々注意されますが、信頼関係がきちんとできていて安心感や親しみを感じていればトラブルは必ず減ります。運営にも協力してくれる子もでてくるので私は立って見守り続けるのは性に合いません。問題行動も減りましたしね。何気ない会話に子どものブームや好きなものも混ぜることでわかってくれているんだな、と伝わります。
 ただ大事なのは甘やかしてはだめです。だめなことにはきちんと対応しましょう。自分は口うるさいほうだと思います。うるさく言うのはその子やみんなが困らないようにするため、と思っていればちゃんと伝わりますし意外と嫌われません。
この辺の感覚は人によるので自身の特性を知りうまく使いこなせば効果が高まります。バランスも大事です。


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