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my学童ポリシー①

学童保育の基本は放課後、長期休みの育児と家庭支援にあります。つまり家庭のサポートになります。子どもの家庭生活で学び成長する機会を提供し安心安全に家庭に帰すことが目的です。

と、ここまでは基本中の基本です。しかし「保育」と名がつくからには私はまったく足りてない定義と思います。保育士と幼稚園教諭の資格を持つ自分から見ればいくつか加えたい要素があります。

①家庭的・集団社会的視点からの保育
簡単に言えば一人暮らし、社会人として集団の中で生きていくために必要な最低限の基礎を身につける指導です。ストレートに教えるというより経験から考え悟り身につくように導く、これが指導だと思います。
これには高い技能と一人一人を正確に判断把握する力が求められます。保育士子どもの世話と遊び相手と勘違いしている人が多いため本領を発揮できないことがほとんどですが、本来保育士と保育とは高い専門技術と知識、対人能力が必要な仕事です。学童保育というならば保育が機能してなければ評価は半分以下かと私は思います。

②社会の縮図
学年も超えて半生活状態を続けるのは学童保育意外ではあまりないでしょう。子どもはたくさんの場所へ行き、たくさんの人に出会い、たくさんの経験をして学び成長します。ある意味集団社会体験の習い事と見れる一面もあるのではないでしょうか。
例えば一人っ子の男の子が年下の子の世話をしたり、年上の子と話し合ったり協力して遊んだり過ごしたりするのは大変貴重な経験でしょう。わがまま放題で入ってきた子がだんだん周りに合わせながらも自分を出す様子を見ると成長すごいなあと感じます。

③居場所
私は居場所という存在はたいへん重要だと考えています。居場所があれば支えになり、なければつらい日々になります。以前不登校だけど学童には来たい、という子がいました。おなじクラスや学年の子と交流しじょじょに学校生活に戻っていきました。辛くなれば学童で悩んでいましたがクラスに仲間と居場所を作り学童を卒業しました。周りの子もからかったりせず過度に優しくせず自然に接するよう話し合い協力していました。しばらくするとその必要もなく本当に自然に接していました。

学童によっては立番してトラブルだけ割って入れ、みたいな方針も多いのですが私はそんなだから世間から評価されないと思います。適切な関係とか関わりを持ってこそやりがいもあるし社会貢献になると思ってます。


だから生活できる待遇ください!(笑)

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