インターネットで「役に立つ」情報の探し方
痛感した「ネット情報」の役立たなさ
去年、コロナに罹って咳が止まらなくなった時、〝どうしたら咳が止められるのか〟をネットで検索しまくりました。
喉は水すら飲み込むのが辛いほど痛く、夜中にも当然咳き込むため、眠れずに体力が削がれていきます。結構必死でした。
検索ワードは、「咳」「止める方法」など、一般的なものだったと思います。
この検索で出てきたものに書かれていたものって、大体こんな感じでした。
・咳のメカニズム→いいからさっさと解決策を言え
・マスクをしなさい→とっくにしてる
・のど飴をなめるといいよ→喉が痛いけど頑張ってなめとるわ
・大根はちみつで止まるよ→止まりませんでした
・天突というツボがあるよ→押しても咳止まらんよ
・寝る時は横向きにすると気道が広がるから咳出なくなるよ→寝付く前に咳き込んだぞ
冷静に考えれば、ネットに乗っている大半の情報は、あたりさわりのことしか書かないし、そもそも初心者向けだし、恣意的に真実を曲げているものすらあります。
たくさんの人に見てもらって、自分のサービスに繋げたり広告収入を得ることを目的としている人が多いから、仕方ないとはいえ…本当に困っている人にとってみれば役に立たない情報は迷惑なだけです。
なお、一度、夜間診療に来てもらったお医者さんは、「咳なんて時間が経たないと治りません。薬も無意味」と言い放っていきました。
(そして薬は効かなかった…もらったカロナールも鎮痛効果ゼロでした)
結局、体験談が一番
そんな中、検索のワードを変えて探してみました。
「咳」「どうしても止まらない」「重症」「体験談」の、ような重めのワードに変えたかと思います。
そうしたら、同じような悩みを持っていた人が書いた「体験談」が引っかかってきました。
特に夜間、どうしても止まらない咳に有効なのは、「切った玉ねぎを枕元に置く」ことらしい(長ネギでも可)。
この体験談は複数のサイトで報告されており、信憑性も高そうです。
て、実際にやってみたら、ちゃんと眠れてそこから快方に向かっていきました。
ちょっと冷静になって考えてみたら「呼吸器科」という名の病院があることにも思い至り、近所にたまたまあったため受診して、「ちゃんと効くお薬(鎮痛薬ロキソニンと吸入薬)」も処方してもらうことができ、1週間くらいで完治!
初期のインターネットの情報で右往左往していたのは何だったのか…時間とお金をかなり無駄にしてしまいました。
検索方法を変えてみる
何かで困った時に、一般的な用語で検索をしても、役に立たない情報がひっかかってくることが多いです。
健康情報もそうですし、就職活動とか恋愛系も全部そう!
健康情報は、謎サプリや謎治療法のページに誘導される可能性もあるし(または政府のワクチン打とう!キャンペーンのページに誘導されるか)、
就職活動は「まず就活サイト、転職サイトに登録して!」と明るく誘導されることが多いし、
恋愛系に至っては、怪しすぎるスピリチュアル系のページに誘導される確率がとてもとても高いです(笑)。
体験談を元に、まともな発信をしているサイトも人もたくさん存在しているはずなのですが、「役に立たない情報」が検索結果の上位に来てしまうため、本当に価値のある情報にはなかなか出会えません。
ではどうしたら良いのでしょうか。
ひとつの解決策は、「検索するワードをマニアック、まては、深く濃いものにする」「自分の状態をいろんな角度から詳しく入力する」ことだと思います。
マニアックなものや、一般的な用語てはないものにすると、ピンポイントで欲しい情報や、自分の状態に合った情報が得られる可能性が高くなります。
「体験談」という言葉を入れるのもいいかもしれません。
とりあえず、一般的な用語だけを使うと、あまり良い情報には出会えないと思われます。
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