就活との距離感 〜私の場合〜
はじめまして!ひろせまみ です🫡
今回、2023年アドベントカレンダー企画の12月8日分の担当をすることになりました!
簡単な自己紹介をしますと、私は京都工芸繊維大学 デザイン学専攻の大学院生で、来春からは事業会社でデザイナーとして働く予定です🗼
今回の記事では、工学系の大学院生の私がデザイナー就活をどんなノリで進めてきたか、紹介できればと思います!
選考ごとの私的戦術
※あくまで私的です!!参考になるやり方があれば!!
=== VS ポートフォリオ ===
はじめの一歩は自分で
ReDesigner for Studentを閲覧していると、たくさんの素晴らしいポートフォリオが次々と現れます。優れたポートフォリオを目の当たりにすると、こんなの作ることができないという不安がわき上がります。そして、参考になりそうなものを真似て自分のポートフォリオを作成しよう、そんな心境に陥ります。
こういったことから、私は他人のポートフォリオを模倣することで、自分らしさが失われてしまうのではないかと思ってます。なので表紙や自己紹介、カラーパレットをじっくりと自分で考えることで、ポートフォリオに自分の個性がにじみ出るような気がしています。
また、自分の作品は他人の作品と完全に同じではないため、プレゼンテーションの方法は作品に最適なものを見つけるべきで、自分の作品を誰かのポートフォリオの型にはめようとしてはいけない、そう感じています。
ReDesigner for Studentは見るだけで楽しくて、よく閲覧していましたし、たくさん参考にしてきましたが、自分のポートフォリオのコンセプト設計を一旦終えるまでは、できる限り他の人のポートフォリオをじっくりと見ないようにしていました。
1スライド1メッセージ
これはとある企業のPF対策会で登壇されていたデザイナーの方がおっしゃっていたことです。本当にこの言葉にはお世話になりすぎました。
PFを作成していると、どうしても文字が多くなってしまって、1枚のスライドにうまくまとまらないことがよくあると思います。その時に、1枚のスライドで伝えたい1つのメッセージを意識することによって、そのスライドの軸が決まり、そのスライド内に収めるべき内容が必然的に決まってきます。
作るときからプレゼンを意識する
私はPFの構成にしっくりこないことがよくありました。
作品の概要でどこまで話すか、順番はどうすれば伝わるのか。
そんなときは、PFを使用したプレゼンをする意識で構成を考えていました。私の場合、一作品の骨組みが大体できたら、実際にプレゼンをしていました。そうすると「この順番の方が話しやすいな」「このページの内容があっちこっちになってるな」みたいなのがなんとなくわかります。それで、PFの構成を練り直していきます。
また面接でも「ポートフォリオの内容を5分程度でプレゼンしてください」など、PFのプレゼンをする機会がよくありましたが、そのときに大体の流れが頭に入っていて、プレゼンに戸惑うことがなかったです。
=== VS 書類選考 ===
指定文字数以上の思いを詰め込む
私は最初から完成された文書を書くことができないし、指定された文章のために文字を付け足す作業があまり好きではありませんでした。
なので、1つの設問に対して、指定された文字数以上の自分が伝えたいことを書くところからスタートしていました。
そこから指定文字数に収まるように添削を行っていくと、自分の思いがギュッと詰まった文章を、自分的にはストレスフリーで書くことができました。
添削は音読する
私は書いた文章を何度も音読してESの添削を行っていました。
これは、とある企業のメンターの方に教えていただいた方法です。
↑の感じで雑に書いた文章を音読してみると、文脈や言葉遣いがおかしいところで違和感を感じます。違和感を感じたら、文のつながりの見直しや言葉遣いの修正を行っていきます。
また、ESの内容を何回も読むことで、面接で話すエピソードを強く記憶することができるところも、この方法のすごくいいところだと思っています。
=== VS 面接 ===
エピソードの情景を記憶する
周りに面接対策の仕方を聞いていると、一言一句記憶するとか、ESの内容を記憶するという方が多い印象でした。就活初期の私も面接対策として、よくある質問に対しての答えを、文章で書いて記憶していました。
しかし文字で記憶しようとすると、伝え方に戸惑ったり、語句を迷ってしまったり、ひどいときは記憶が飛んでしまって言葉に詰まることが多かったです。
そこから、文章で面接対策をするのをやめました。文章で書くのは労力がかかるのと、謎の達成感があり、あまり良くないと思いました。そこで、ガクチカや自己PRで話すエピソードを自分の中に映像で記憶することにしました。(←メモ書き程度はしますが)
すると、何をしたのか・何を考えていたのかというのが自分の口で話しやすかったです。
とはいっても、論の組み立ては意識する
見出しの通りで、自分の頭の中の映像を伝えるだけでは主観的になりすぎてしまうので、ある程度人への伝え方は大切です。面接対策でよく言わている、話す内容の順番を意識すれば、いい感じに話すことができると思っています。
結局、面接対策は人と話す経験を積むことが大事
就活初期、面接がとてもとても苦手でした。
自分のことを話すのが怖くて、すごく緊張して、頭が真っ白になって、いま自分は何を話してるのだろうという気持ちが湧いてきて・・・
それを乗り越えられるのは、人と話す経験をたくさん積んで、話し方を習得する以外無いのかなと思っています。
面接に慣れてくると、面接官が質問している間に、「なんでこの質問をしているのか」とか、「どれくらいの長さで話せばいいのか」というのがなんとなく掴めてきます。面接をただの会話ぐらいに思うことができれば、肩の荷も降りて楽に面接することができますし、自分の話を聞いてもらえるのがなんだかすごく楽しくなってきます。
就活全般の戦術
とりあえず”ゴールに達成”をする
1つの作品でも、PF全体でも、1スライドでも、ESの作成でも、ここまでというゴールを設定します。すると、自分が決めたゴールに到達することで、「自分よく頑張ったなぁ」と自分を褒めることができます。
また、今日のゴール以上の作業をしないのも、戦術の1つです。
その日にやる気がメラメラ出てきて、まだまだいけると思って際限なく作業をしていると、効率が悪くなってダラダラ作業するだけになってしまう気がします。「作業したい」という気持ちを、次のスタートダッシュのエネルギーにするというのも大事だと考えています。
先輩にアドバイスを聞く
就活を終えた先輩というのは、すごくすごく貴重でありがたい存在です。
就活を終えた先輩だからこそのアドバイスや、PFへのフィードバックがあると思いました。私は先輩にめーっちゃ助けてもらったし、応援していただきました。本当に本当にありがたいんです。周りに先輩がいて、迷うことがあれば直行で向かっていいです。
あと、後輩が頼ってくれるのはすごく嬉しいことだなと、いま就活を終えた先輩サイドになって感じています。
休みたいときは迷いなく休む
ここでタイトル回収をします。
私は就活を終えて、”就活との距離感”がすごく大切だと考えています。
就活の時期になると、次から次へとやらないといけないことが出てきます。デザイナー就活は、ずっとPFが頭の中を占有しています。
周りの就活生から「〇〇のインターン、行ってくるわ〜」とか「〇〇の内定出た!」とか「最近、就活どう?」みたいな声が聞こえてきます。
こんな環境下で頑張り続けていると、就活を”しないといけない”体になってしまうなと考えていました。
そして、ずーっと就活のことを考えていると、選考がダメだったとき、就活の何かがうまくいかなかったときのダメージが大きくなってしまいます。マイナスイメージが大きくなってしまうと、「就活」という言葉でさえもストレスに感じてしまいます。
こんなんじゃ、行きたい企業も見つからないと思います。
なので、就活との距離感はある程度保って、自分のペースは守ろうと思っていました。
私は就活中でも、クリスマス・正月はゆっくり過ごしたり、海外旅行をしたり、ポケモンSVをしたり、自分のしたいことを気ままにしていました。
どちらかに依存せず、「自分のやりたいこと」と「就活」のメリハリをつけてあげると、辛い思いをせず就活を進めることができると思っています。
その方が就活の作業も捗ると思います。
就活は「内定が早いから」「この企業だから」などと争うものではないので、自分のペースで、最終的に「ここだ!!!」という企業に内定をいただいたらオールOKです!!!
長々とした記事になってしまいましたが、いま就活をされている方やこれから就活をされる方の参考になれば幸いです!
また、明日のReDesigner for Studentのイベント(京都造形芸術大のサテライト会場)に参加しています。参加される予定の方は、気軽にお声掛けしていただけるとすごく嬉しいです❣️
皆さんが納得できる形で就活を終えられるよう、応援しています
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